米朝首脳会談が行われる可能性も! モンゴルの首都ウランバートルとは

モンゴルの首都ウランバートル

モンゴルの首都ウランバートル。

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米朝首脳会談がモンゴルの首都ウランバートルで開かれる可能性は十分にある。

会談の準備に関わるアメリカの政府高官はCNNに対し、金正恩氏は平壌での開催を望むだろうが、ウランバートルは中立な開催場所としてその名が浮上していると語った。

モンゴルの前職および現職の大統領も、受け入れに前向きなようだ。同国では以前、北朝鮮と日本も会談を行っていて、周辺国であるロシアや中国だけでなく、アメリカや北朝鮮など大半の国と友好関係にある。

トランプ大統領と金正恩委員長が会談するかもしれないウランバートルとはどんな街なのか? 紹介しよう。


モンゴルは広大な国だ。面積は日本の約4倍にもなる。

馬で山を登る人たち

春祭りの一環で、馬に乗って山を登る人たち。

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しかし、その人口はわずか300万人ちょっと。

公園

ウランバートルの中心部にある公園。

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世界で最も人口密度の低い国の1つだ。

子ども

伝統的なモンゴル相撲の衣装を身に着けた子ども。

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人口の3分の1以上にあたる130万人がウランバートルで暮らしている。

高層マンション

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高層住宅もあれば、低層住宅もあり、「ゲル」と呼ばれるテントも建っている。

ウランバートル

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街の中心部を取り囲むように建ち並ぶゲルには、仕事を求めて地方から出てきた遊牧民たちが暮らしている。

ゲル

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水道はほとんどない。

食事の準備をする女性

ウランバートルのはずれに建つ伝統的なモンゴルの住居の中で、食事の準備をする女性。

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ウランバートルにある国会議事堂の前には、モンゴルの革命家ダムディン・スフバートルの像がある。

ダムディン・スフバートルの像

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この広場にはもともとスフバートルの名前が付けられていたが、その後、チンギス・ハンに改称。しかし、裁判所は名称を元に戻すよう命じた。

スフバートル広場

スフバートル広場で写真を撮る、同窓会の出席者。

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こちらは、国会議事堂にある巨大なチンギス・ハンの像。

チンギス・ハンの像

チンギス・ハンの像。

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チンギス・ハンの孫、フビライ・ハンもまた、モンゴルの誇りだ。

ダンス

フビライ・ハンの生誕800年を祝う式典で、踊りを披露するモンゴルのダンサーたち。

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ウランバートルは激しい大気汚染に悩まされている。暖房や調理に石炭を使うのがその原因のようだ。

かすむ大気

ウランバートルの街並み。

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世界で最も寒い首都であるウランバートルでは、暖房は欠かせない。

氷でできた滑り台をすべる子どもたち

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冬の最低気温はマイナス40度に達することも。ベランダや車のトランクは、まさに冷凍室だ。

結露した窓

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その厳しい気候から、1年の大半で人を寄せ付けないため、ホテルや交通手段は他の都市に比べて、直前でも抑えやすそうだ。米朝首脳会談に備える外交官や報道関係者にとっては朗報といえるかもしれない。

ホテル

ウランバートル・ホテル。

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こちらは、ウランバートルにある国際空港。チンギス・ハンの名前を冠したこの空港を、大統領専用機エアフォースワンは利用することができる。金正恩氏は空路を使うこともできるが、専用列車で来ることもできる。

チンギスハーン国際空港

チンギスハーン国際空港。

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モンゴルは大半の国と友好関係を維持しようと努めてきた。

儀仗兵

2016年、アジア欧州会合(ASEM)の首脳会談に出席する日本の安倍総理の到着に向け、スフバートル広場で準備をするモンゴルの儀仗兵。

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モンゴルは自らを中立と見なしてきた。今年初めには、ビートルズの氷像を作って、イギリスとの外交関係55周年を祝った。

氷像

スフバートル広場に登場したビートルズの氷像。

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その首都ウランバートルは、さまざまな国に二国間協議の場を提供してきた。北朝鮮と日本の政府間協議もその一例だ。

日朝政府間協議

2012年11月、日朝政府間協議はウランバートルの大統領公邸で行われた。

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両国の政府間協議は、モンゴルの大統領公邸で行われた。

北朝鮮の外交官

政府間協議に向かう北朝鮮の外交官(2012年11月)。

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モンゴルのハルトマー・バトトルガ大統領は武道の達人だ。首相は、ハーレーダビッドソンのモンゴルのファンクラブのトップを務めている。

ハルトマー・バトトルガ大統領

ハルトマー・バトトルガ大統領。

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2017年に国連が新たな制裁を課すまで、モンゴルには1200人近い北朝鮮人が住み、働いていた。12月以降、労働者は北朝鮮へ戻り始めている。

建設現場で働く北朝鮮労働者

ウランバートルの建設現場で働く北朝鮮労働者。

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その一方で、多くの脱北者が中国経由でモンゴルへ向かっている。モンゴルでは脱北者が到着すると、すぐにウランバートルにある韓国大使館に連絡し、大使館が脱北者をソウルへ連れて行けるようになるまでその生活を支えている。

不安げな脱北者

中国北部にある隠れ家を離れ、不安げに列車を待つ脱北者。彼はその後、モンゴルを経由して、韓国へ逃れた。

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北朝鮮との関係は、モンゴルの社会主義時代にまでさかのぼる。ウランバートル近郊では、子どもたちが50年以上前に北朝鮮が建設した学校で学んでいる。

教室で学ぶ子ども

ウランバートルから60キロメートルほど離れたアルタンブラグの学校で学ぶ子どもたち。

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ベビーブームのため、モンゴルでは幼稚園が不足している。入園できるかどうかは、くじ引きで決まるという。

子どもたち

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毎年開催される競馬大会には、約1万6000人の子どもたちが参加する。こうした競馬大会はモンゴルの伝統の一部だが、人権団体から非難され、裁判所により禁止されている。

冬の競馬

冬のレースに参加する子どものジョッキー。

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モンゴルでは、Google ストリートビューは2015年に始まったばかり。

Google ストリートビューのスタッフ

撮影のため、特殊なカメラを背負ってウランバートルを歩くGoogle ストリートビューのスタッフ。

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2016年、モンゴル郵便は3メートル×3メートル以上の全ての場所にユニークな名称を付けるスタートアップの「what3words」と提携した。ウランバートルの鉄道のある場所は「pricing.drizzly.potato(価格、霧雨の降る、じゃがいも)」とされている。

ウランバートル郊外

ウランバートル郊外。

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ウランバートルには、国務長官を務めたジョン・ケリー氏やヒラリー・クリントン氏といった、アメリカの政治家も数多く訪れている。

ジョン・ケリー国務長官(当時)

2016年、ウランバートルを訪問したジョン・ケリー国務長官(当時)。

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ジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)とジョー・バイデン副大統領(当時)もモンゴルを訪問している。

ジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)

2005年、ウランバートルを訪れたジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)。アメリカの現職の大統領がモンゴルを訪問するのは、これが初めてだった。

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モンゴルはソ連に次ぐ2番目の社会主義国で、ソ連とは強いつながりがあった。そのため、今でもロシア語を学ぶ学生は多い。

プーチン大統領とエルベグドルジ大統領(当時)

2014年9月3日、ウランバートルで行われた歓迎式典に出席するロシアのプーチン大統領(右)とモンゴルのエルベグドルジ大統領(当時、左)。

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1990年の民主化においては、大規模デモが大きな役割を果たした。ウランバートルにある最後のレーニン像が倒されたのは、2012年のことだ。

レーニン像の撤去

ウランバートルにある最後のレーニン像の撤去作業を見るため、多くの人が集まった。

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モンゴルでは近年、仏教の人気が復活し、国民の約半数は自らを仏教徒だと見なしている。

建設現場

ウランバートルのはずれにある、巨大な弥勒菩薩像をまつるスピリチュアル・センターの建設現場。

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モンゴルを象徴するスポーツの1つに、鷹狩りがある。しかし、鷹匠の数は減っていて、伝統が絶えるのも時間の問題と言われている。

鷹匠

ウランバートルで開かれた春祭りに参加する鷹匠の男性。

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[原文:The Trump-Kim summit could take place in Mongolia's Ulaanbaatar — here's what the coldest capital city on earth is like]

(翻訳、編集:山口佳美)

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