Getty/Christopher Polk
- パイパー・ジャフレーのシニア・アナリスト、マイケル・オルソン氏によると、同氏が定期的な調査を行うたびに、10代がiPhoneを購入する割合が増えているという。
- 調査した10代のうち、82%がiPhoneを所有していた。
- 多くのアナリストと違い、オルソン氏はiPhoneがアップルの今後の成長の強みになると見ている。
10代の若者は、アップルのiPhoneが好き —— 。これは投資銀行パイパー・ジャフレー(Piper Jaffray)が半年ごとに発表するアメリカの10代の消費動向調査「Taking Stock of Teens」の結果だ。
10代の若者およそ6000人(平均年齢16.4歳)を対象に調査を行ったところ、回答者の82%がiPhoneを持っていることが分かった。同社のシニア・アナリスト、マイケル・オルソン(Michael Olson)氏によると、「我々のこれまでの調査の中で、最も高い割合(2017年秋の78%よりも高い)」になったという。
「この調査データは、10代の若者の間でアップルが端末ブランドとして今も変わらず独占的な地位にあることを示すものだと見ている」
アップルの目標価格を現在の価格より約16%高い200ドルとしているオルソン氏は、10代の若者たちはこれからも他のスマートフォンではなく、iPhoneを選び続けるだろうと考えている。
「iPhoneを所有している84%の10代の若者が、次の買い替えでもiPhoneを選ぶ可能性は高く、iPhoneには更なる成長の余地があると我々は考えている」オルソン氏は言う。
一方、アメリカの金融街では、長期的な成長のためには、アップルはiPhoneではなくサービス事業に注力すべきとの声も聞かれる。しかし、オルソン氏は懐疑的だ。
「次世代iPhoneの拡大により、2019年にはアップグレードが進むだろう」
[原文:The iPhone is hands down 'the dominant device brand among teens' (AAPL)]
(翻訳、編集:山口佳美)