ブランドの危機? 最新調査で見る、アメリカの10代の若者の間で加速するアンダーアーマー離れ

スニーカー

最新の調査によると、10代の若者はアンダーアーマーの靴には興味がないようだ。

Facebook/Under Armour

  • アメリカの10代の若者のアンダーアーマー離れが続いている。
  • 10日(現地時間)に発表されたパイパー・ジャフレーの10代の消費動向調査「Taking Stock of Teens」では、過去最低の評価となった。
  • 中でも高所得者層の男性の間で、人気が下がっている。

アメリカの最も若く、トレンドに敏感な消費者のアンダーアーマー離れが止まらない。

10日に発表された、投資銀行パイパー・ジャフレー(Piper Jaffray)が半年ごとに行う10代の消費動向調査「Taking Stock of Teens」の最新版で、アンダーアーマーは過去最低の評価となった。最も引き合いに出されたアパレル・ブランドとしては13位と、2017年と同じ順位を維持している。

しかし、アパレル・ブランドの中でアンダーアーマーが好きだと言う消費者の数はほぼ全ての世代で減っていて、10代の間でもそのマインドシェアは低下している。

中でもそれは、アンダーアーマーが力を注ぐフットウェア分野で顕著だ。1年前の調査では好きなブランドの14位につけていたが、最新の調査では24位に順位を落としている。

悪いニュースはここにとどまらない。アンダーアーマーは、男性がもはや着ることのない「古い」ブランドの1位にもつけている。高所得者層の男性の12%が、アンダーアーマーをもはや着ることのないブランドと見なしていて、その割合は半年前から2%増えている。

同社が更なるアピールが必要と話している女性については、さらに状況は悪化している。もはや着ることのないブランドとして初めて名前が挙がり、ナイキとともに10位につけている。事実、調査対象となった6000人の10代の若者のうち、アンダーアーマーがお気に入りのアパレル・ブランドだと回答したのは、高所得者層の女性1人のみだった。

アンダーアーマーが10代の支持を失い始めてから、しばらくが経つ。ウェルズ・ファーゴが2017年に男性の消費者を対象に行った調査では、アンダーアーマーの靴はその好感度でランキングの最下位近くにつけた。

アンダーアーマーの2017年の靴の売り上げに、基本的に変動はなかった。競合するナイキと契約したバスケットボールのスター、ケビン・デュラント(Kevin Durant)選手は8月、インタビューで「アンダーアーマーを身に付けてプレイしたい人間などいない」ことは「誰もが知っている」と発言している

アスレティック・ブランドにとって、靴はビジネスの中心だ。ナイキでは売り上げの65%を占めている。だが、アンダーアーマーではわずか20%だ。

同社は最近、そのビジネスを「再び呼び起こす」べく、ホバーフォームという新しいクッション材を搭載したシューズを投入。好調なスタートを切り、アナリストたちに好印象を与えている。

[原文:Teens are abandoning Under Armour in droves — and it's turning into a huge crisis for the brand (UA)]

(翻訳、編集:山口佳美)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい