初代iPhoneを手にするスティーブ・ジョブズ元アップルCEO。現代における飛躍的進歩の1つだ。
REUTERS/Alessia Pierdomenico
- 1760年以降、生産性は30倍近く上がった。
- それは、電気や電話、インターネットといった技術革新によるところが大きい。
- バークレイズは最新の「Equity Gilt Study」で、世界の生産性向上の歴史をまとめている。
人類はイノベーションに次ぐイノベーションによって、常に前進している。生活の質を向上させながら。
今日に至るまでの直近の150年間は、歴史上最も目覚ましい技術的進歩が見られた時代だ。電気、自動車、プラスチック、電話、テレビ……これらはいずれも登場から150年経っていない。そして、インターネットのようなより新しいイノベーションは、これまでにないほどの急速な発展をもたらした。
技術的進歩は、労働者が1日にこなせる仕事量を増やし、生産性を飛躍的に向上させた。それが生産量を増加させ、経済的な成長へとつながった。
バークレイズが年に1度出している、金融・経済分野で重要だと考えるトピックについてまとめた報告書「Equity Gilt Study」の最新版を見ると、同社が新たなテクノロジー、中でも仮想通貨と人工知能(AI)に注目していることが分かる。
報告書の中で同社は、過去150年間で生産性と生産量がどのように向上してきたか、その間に登場した主要なイノベーションと合わせて詳しく述べている。
1760年から今日までのイギリスとアメリカの1時間あたりの生産量を、1760年を100として算出すると、2018年の生産性は3000前後になるとバークレイズはいう。
生産性の向上を示すチャートと、主要なイノベーションをまとめたチャートは以下のとおり。
Barclays
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(翻訳、編集:山口佳美)