相手の目を見てみよう。
Samantha Lee/Business Insider
誰でもちょっとした嘘はつくものだ。しかし、中にはこれまでの人間関係を変えてしまったり、仕事を失ったり、場合によっては犯罪につながりかねない重要な問題で嘘をつく人もいる。
こうした嘘を見抜くのに長けているのがFBIだ。表情やボディーランゲージ、話し方といったさまざまな兆候から相手が嘘をついているかどうか見ている。
30年にわたりFBIの捜査官として活躍した『How to Spot Lies Like the FBI』の著者マーク・ブートン(Mark Bouton)氏はBusiness Insiderに対し、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の容疑者としてティモシー・マクベイ元死刑囚を取り調べたときには、いくつかの手法を使ったと語った。しかし、犯罪捜査でなくても、表情から相手の嘘を見抜くことは、普段の生活に役立つとブートン氏は言う。
「相手が嘘をついている可能性があるときに見せるいくつかの表情やリアクションがある」と同氏は言う。「緊張からくるものもあれば、化学反応、物理的反応からくるものなどいろいろだ」
だが、その前に相手の普段の様子を知っておくことが重要だ。
「普段のリアクションを見るために、ちょっとした会話や当たり障りのない質問をして、しばらく相手を観察するのがベストだ」とブートン氏は言う。「その上でもう少し踏み込んだ質問をしたときに、相手がこれまで見せなかった嘘を示すリアクションをいくつか見せれば、相手が嘘をついていると言い当てることができる」
相手の嘘を見抜くポイントをいくつか紹介しよう。
相手の目を見てみよう —— 居心地の悪さを感じたときに、目が左右に泳ぐ人は多い
まばたきが多い —— 立て続けに5、6回は怪しい
目を閉じている時間を計ろう —— 1秒以上閉じているときは、嘘をついていることが多い
視線の方向に注意しよう —— 利き手と同じ側の上を見ているときは見たものを思い出そうとしているが、反対を見ているときは答えを作り出そうとしている可能性が
何を尋ねたかメモしておこう —— 利き手の側に目を泳がせているときは耳にしたことで嘘をついていることも
何を思い出そうとしているかがカギだ —— 利き手と同じ側の下を見ているときは、においや触った感じといった感覚を思い出そうとしているときだが、反対の場合は嘘かもしれない
目じりにしわができたときは、本物の笑顔 —— 偽物の笑顔の場合、目の周りに変化はなく、口だけで作られる
手の動きにも注意 —— 嘘をつくと顔がかゆくなるという
口の動きも見逃せない —— 嘘をつくと口が乾いて、唇をすぼめたり、なめたりしがちだ
大量の汗をかいているときも注意が必要 —— おでこ、ほほ、背中、首の汗を拭おうとしていないだろうか?
ほほが赤くなっているときも気を付けて —— アドレナリンが出ている証拠かも?
頭を振る方向にも注意しよう —— 本当のことを言っているときは上下にうなずき、嘘を言っているときは左右に頭を振りがちだ
[原文:You can tell someone's lying to you by watching their face — here are 12 dead giveaways]
(翻訳、編集:山口佳美)