ロジャー・フェデラー。
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7月2日に開幕するウィンブルドン選手権にできる限り万全の状態で出場するため、ロジャー・フェデラーはクレーシーズンを欠場している。
36歳になっても驚異のプレーを続けるフェデラーは、メジャー初戦の全豪オープンを制した。
その優位性の維持には、正しい食生活が欠かせない。では、グランド・スラム通算20勝を誇るテニスの王者は何を食べているのだろうか?
フェデラーが朝、昼、晩に好んで取る食事を紹介しよう。
(敬称略)
グランド・スラム通算20勝を誇るロジャー・フェデラー。史上最強との呼び声も高い。
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テニスをする前には、パスタを食べる。「毎回、試合の2時間前に軽めのソースのパスタを食べる……これを20年間続けているんだ」
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練習や試合の合間には、スナックバーだ。
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炭水化物やカリウムが豊富なバナナも食べる。長時間試合を続けているとエネルギーが低下し、カリウムを失い過ぎると痙攣で倒れることもある。バナナはフェデラーのようなスポーツ選手の燃料補給の手助けになる。
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しかし研究によると、試合中のアスリートにとってはエネルギードリンクの方が補給に適しているという。バナナのような固形の食べ物よりも液体の方が早く吸収されるからだ。
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外で夕食を食べるとき、フェデラーはさまざまな料理を楽しむ。「イタリアン、和食、インド料理が大好きだ」と最近語っている。
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ナンとセルフィーを撮るのも好き。
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しかし、ヘルシーなものばかり食べているわけではない。フェデラーは甘い物に目がなく、アイスクリームが大好きだ。2017年には「アイスクリームが好きだし、チョコレートも好き」と言い、「これがわたしの食生活だ。お菓子が好きだし、それが悪いことだとは思わない。お菓子を食べても、テニスはプレーできる」と語っている。
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スイス人のフェデラーはチーズにも慣れ親しんでいて、牛乳、生クリーム、チーズ、卵の黄身で作るフォンデュを食べるのが好きだ。溶けたチーズを料理にのせたラクレット(写真)も食べる。
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海外では、地元の料理を試すこともある。スコットランドの国民的な飲み物と言われるアイアン・ブルーや、アンディ・マレーの祖母が作ったショートブレッドをもらったことも。
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しかし、ウォンバットの肉は食べない。2018年の全豪オープンで、コメディー映画『俺たちニュースキャスター(原題:Anchorman)』で人気キャスターのロン・バーガンディ役を演じた俳優ウィル・フェレル(Will Ferrell)の一風変わったインタビューで、食べたことがないと答えている。
勝利を祝うときには、アルコールも飲む。タキシードを着てシャンパングラスを持つ姿は粋に見えるかもしれないが、グラス1杯で済まないこともしばしばだ。2017年に8度目のウィンブルドンのタイトルを獲得したときには、翌朝5時まで飲み明かし、頭がガンガン鳴るような二日酔いに苦しんだ。
シャンパンを飲むのにトロフィーの大きさが足りないことも……
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だがそれも、フェデラーの勢いを妨げることはないようだ。
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[原文:Everything tennis icon Roger Federer eats and drinks for breakfast, lunch, and dinner]
(翻訳:Setsuko Frey、編集:山口佳美)