今、アメリカで注目のスモールビジネス、15社

スモールビジネスが古い殻を破る。キャリーバッグのスタートアップ「アウェイ(Away)」共同創業者兼社長ジェン・ルビオ。

スモールビジネスが古い殻を破る。キャリーバッグのスタートアップAwayの共同創業者兼社長Jen Rubio。

Daniela Spector

  • クールなスモールビジネスが毎日、アメリカ中で生まれている。
  • Business Insiderは人々をより健康に、より豊かに、よりスマートに、よりハッピーにするスモールビジネス15社をまとめた。
  • 独立経営の書店「Books are Magic」やビーチまでのシャトルサービス「The Free Ride」など、様々なスモールビジネスを紹介しよう。

アメリカでは毎日、新たなスモールビジネスが登場し、交通、食品、ファッション、ビューティ、ゲームといった領域を猛スピードで変革している。

我々はネットを使って調査し、さらに読者にお気に入りのスモールビジネス(アメリカ政府は従業員500人以下の会社と定義している)を聞いた。そして、最もイノベーティブなスモールビジネス、15社をリストアップした。

リストでは主に読者が推薦した企業に注目した。従業員500人以下であることはもちろん、人々をより健康に、より豊かに、よりスマートに、よりハッピーにする企業かどうかを評価した。なお、紹介順はランキングではない。

世界をより良いものにするスモールビジネス、15社を紹介しよう。

NextGenVest

CEO兼共同創業者Kelly Peeler。

CEO兼共同創業者Kelly Peeler。

Courtesy of Kelly Peeler

奨学金の申請手続きなどを支援。トレーニングを受けた大学生がテキストメッセージを通じて、申請者をサポートする。

アメリカでは多くの大学生が多額の学生ローンを抱えているが、ローンに対する知識が不足している。

同社はタイムリーかつ正確な情報提供を行う。

同社の詳細はこちら

The Free Ride

共同創業者のAlexander EspositoとJames Mirras。

共同創業者のAlexander EspositoとJames Mirras。

Courtesy of Free Ride

ハンプトンズ、ジャージーショア、サンタモニカ、サンディエゴで、海岸までの無料シャトルサービスを提供。

EVを使うことで燃料代をカット。写真のようにジェットブルー航空などがスポンサーになっている。

駐車場を探しまわる手間もない(しかも高い)。そしてEVは環境にも優しい。

同社の詳細はこちら

Eu'Genia Shea

創業者兼CEO、Naa-Sakle Akuete。

創業者兼CEO、Naa-Sakle Akuete。

Courtesy of Naa-Sakle Akuete

母と娘が創業した企業で、高品質のシアバター製品を販売。

製品はガーナの女性たちが作っており、適正な賃金を支払うことで女性支援にもなっている。

Happy Numbers

2人の創業者、Evgeny Milyutin(右)とIvan Kolomoets。

2人の創業者、Evgeny Milyutin(右)とIvan Kolomoets。

Courtesy of Evgeny Milyutin

AI(人工知能)を使った数学教育プラットフォーム。生徒にインタラクティブな練習問題を出し、成績に基づいたフィードバックを教師に送り、指導をサポートする。

生徒1人1人にカスタマイズされた教育は、従来の教育より効率的だが実現は難しい。同社はそれを実現する。

同社の詳細はこちら

HQ Trivia

共同創業者Rus Yusupov。

共同創業者Rus Yusupov。

Courtesy of HQ Trivia

世界中の人々に1日2回トリビアゲームをライブ配信。勝者は賞金を受け取ることができる。

同社の詳細はこちら

Books Are Magic

Emma Straub(中央)、店内にて。

Emma Straub(中央)、店内にて。

Courtesy of Books Are Magic

ブルックリンにある独立経営の書店。小説家のEmma Straubと夫でグラフィックデザイナーのMichael Fusco-Straubが経営している。

フィクションからノンフィクションまで幅広い分野の本を揃えており、文学イベントも開催。

ニューヨークは書店が減りつつあり、その状況を変えようとしている。


Amino Apps

CEO兼共同創業者Ben Anderson。

CEO兼共同創業者Ben Anderson。

Courtesy of Ben Anderson

ユーザーが興味のあるトピックをもとにアプリを制作し、ローンチできるプラットフォームを提供。

アプリが人気になれば、ストアで販売できる。

Slice

創業者兼CEOのIlir Sela。

創業者兼CEOのIlir Sela。

Courtesy of Ilir Sela

地元のピザ店に注文できるモバイルアプリを提供。

目標は、大手ピザチェーンと戦う、おいしいピザを作る地元の店をサポートすること。

同社の詳細はこちら

Away

共同創業者兼社長兼チーフブランドオフィサー、Jen Rubio。

共同創業者兼社長兼チーフブランドオフィサー、Jen Rubio。

Daniela Spector

旅行用の機能的で手軽な価格のカバンを提供。

同社の詳細はこちら

Nomad Health

共同創業者兼CEO、Alexi Nazem。

共同創業者兼CEO、Alexi Nazem。

Shelley Kusnetz

フリーランスの医師の仕事探しを支援。

アメリカでは2025年までに9万人の医師が不足すると予想されている。CEO自身も医師で、自分の経験をもとに起業した。

同社の詳細はこちら

MarketSnacks

共同創業者兼共同CEOのNicolas MartellとJack Kramer。

共同創業者兼共同CEOのNicolas MartellとJack Kramer。

Courtesy of MarketSnacks

ミレニアル向けのファイナンシャル・ニュースレターを毎日発行。

創業者の2人は銀行の元アナリスト。最近、フォーブスの「30 Under 30」に選ばれた。

同社の詳細はこちら

Sweet Generation Bakery

創業者兼オーナーのAmy Chasan。

創業者兼オーナーのAmy Chasan。

Ben Schellpfeffer

ニューヨークにあるこのベーカリーでは、非行に走る恐れがあった若者がプロの技術を学び、パンを手作りしている。

学校、NPOと連携して仕事やインターンシップを提供。パンには天然の材料を使っている。

AUrate

創業者のSophie KahnとBouchra Ezzahraoui。

創業者のSophie KahnとBouchra Ezzahraoui。

Courtesy of AUrate

手頃な値段で、環境に配慮して採掘された高品質のゴールド・ジュエリーを販売。

創業者の2人は貯金と、家族や友人から集めたお金でビジネスをスタートさせた。当初は利益を追い求めたが、今では商品が売れるたびに、子どもたちに本を寄付している。

同社の詳細はこちら

Habit

CEOのNeil Grimmer。

CEOのNeil Grimmer。

Courtesy of Habit

顧客のDNA検査やその他の検査を行い、必要な栄養に関する情報を提供。またパーソナライズしたレシピも提供する。

同社はCEO自身が健康維持とダイエットに苦しんだ経験から創業された。

同社の詳細はこちら

Our Story Bridal

共同創業者のJacquelyn WardとAna Maes。

共同創業者のJacquelyn WardとAna Maes。

Courtesy of Our Story Bridal

ニューヨークで唯一、ウエディングドレスの委託販売を行うブティック。デザイナーブランドのウエディングドレスを大幅に値下げした価格で販売している。

創業者の2人は、自身が結婚式に着たウエディングドレスを売るのに苦労した経験から同社を立ち上げた。結婚式に着飾りたいが、お金を節約したい人がターゲット。

同社の詳細はこちら

[原文:15 small businesses that are making people healthier, wealthier, smarter, and happier

(翻訳:R. Yamaguchi、編集:増田隆幸)

編集部より:初出時、MarketSnacksの説明を「ミリオネア向け」としておりましたが、正しくは「ミレニアル向け」です。お詫びして訂正致します。 2018年5月9日 13:30

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み