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Facebookは依然としてiPhoneアプリの世界を支配している、だが中国製アプリが急速に追いついてきている。
調査会社センサータワー(Sensor Tower)のデータによると、ワッツアップ(WhatsApp)、メッセンジャー(Messenger)、インスタグラム(Instagram)などのフェイスブック製アプリは、2018年第1四半期に世界で最もダウンロードされたアプリとなった。
だが、この3カ月間で4500万以上ダウンロードされ、No.1に輝いたのは、ティックトック(Tik Tok)という中国製の音楽動画アプリだった。
事実、テンセントやバイドゥといった中国の大手テック企業製のアプリは、徐々にiPhoneアプリにおけるFacebookの地位を脅かしつつある。
2018年第1四半期に世界で最もダウンロードされたiPhoneアプリ、トップ10を見てみよう。
10位 Google マップ(Google Maps)
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Google マップは常にトップ10に入っている。2018年第1四半期に約2240万回ダンロードされた。
9位 iQiyi(愛奇芸)
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バイドゥが設立したiQiyiは、YouTubeに似た動画ストリーミングアプリを提供している。TechCrunchによると、ユーザー数は4億8100万人、ユーザーは毎月、56億時間を費やしているとiQiyiは述べた。
2018年第1四半期に約2260万回ダウンロードされた。
8位 QQ
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QQは中国のテック大手テンセント製アプリ。Facebook Massengerのようなメッセージングアプリで、オンラインゲーム、音楽、ショッピングなどの機能を備える。
2018年第1四半期に約2260万回ダウンロードされた。
7位 WeChat(微信)
Thomson Reuters
テンセントのWeChatは、2018年第1四半期に約2890万回ダウンロードされた。
WeChatは、メッセージング、ソーシャルメディア、モバイル決済が可能。2018年3月時点で、月間アクティブユーザー数は10億人を超える。
6位 フェイスブック(Facebook)
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騒ぎの渦中にあるが、フェイスブックは依然として世界で最もダウンロードされたアプリの1つ。常にトップ10に入っており、2018年第1四半期に約2940万回ダウンロードされた。
5位 インスタグラム(Instagram)
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インスタグラムは、フェイスブック製アプリの中で最も人気が高い。2018年第1四半期に約3100万回ダウンロードされた。
4位 メッセンジャー(Messenger)
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2018年第1四半期に約3130万回ダウンロードされた。
3位 ワッツアップ(WhatsApp)
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フェイスブックが2014年に買収したワッツアップ(WhatsApp)のユーザー数は15億人。2018年第1四半期に約3380万回ダウンロードされた。
2位 YouTube
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2018年第1四半期に約3530万回ダウンロードされた。
1位 ティックトック(Tik Tok)
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中国でDouyinという名前で知られていたTik Tokは、音楽動画を投稿・共有できるアプリ。短い動画を撮影・編集し、音楽や特殊効果を加えることができる。Tik Tokを運営しているのは、2017年にリップシンク(口パク動画)アプリMusical.lyを10億ドルで買収したBytedance。
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調査会社センサータワーによると、Tik Tokはここ数カ月、中国で“大人気”となっている。2018年第1四半期に約4580万回ダウンロードされた。
[原文:The most downloaded iPhone app in the world right now is one you've probably never heard of]
(翻訳、編集:増田隆幸)