“雑談”が苦手な人に、専門家から4つのコツ

初対面の人との会話は、刺激的でなくても大丈夫。

初対面の人との会話は、刺激的でなくても大丈夫。

Tristan Quevilly/Attribution License/Flickr

  • 初対面の人との会話が苦にならない人もいれば、拷問のように感じる人もいる。
  • 雑談、あるいは世間話は、仕事でもプライベートでも、新たなコネクションを作り、人間関係を構築するうえで欠かせないスキル。
  • 雑談のスキルを磨きたいと考えている人に、専門家から4つのコツを紹介しよう。

多くの人にとって、雑談は悪夢。

しかし残念ながら、仕事でもプライベートでも、新たなコネクションを作りたいなら避けられない必要悪だ。

「雑談は、あらゆる人間関係において、前菜のようなもの」とコミュニケーションスキルの専門家として世界的に知られる『The Fine Art of Small Talk』の著者、デブラ・ファイン(Debra Fine)氏はBusiness Insiderに語った。

ファイン氏直伝の4つのコツを紹介しよう。

1. 状況に応じた話題を準備する。

雰囲気を和ませ、会話のきっかけとなる話題を準備しておこう。

雰囲気を和ませ、会話のきっかけとなる話題を準備しておこう。

Impact Photography/Shutterstock

初対面の人と会話を始めるのは大変なことだろう。どうやって緊張をほぐせばよいのだろうか?

ファイン氏は事前に、いくつか話題を準備しておくことを勧めている。

「最良のアイスブレイク(ice breaker:緊張をほぐし、雰囲気を和ませる話題)は、今、あなたと相手が置かれている状況や場所についての話題」

例えば、イベントやパーティーなら、例えば「このイベントに参加したきっかけは何ですか?」や「イベントをどのようにして知ったのですか?」などの話題を試してみることを同氏は勧めた。

業界のカンファレンスや会合では、「講演している人について、ご存知のことを教えてくれませんか?」という話題はどうだろう。

より一般的で、ファイン氏が良く使うのは「今、何をされているのですか?」。

2. 相手の話をよく聞く。

相づちとボディランゲージを通して、話を聞き、興味を持っていることを示す。

相づちとボディランゲージを通して、話を聞き、興味を持っていることを示す。

kizzzbeth/Attribution License/Flickr

他の誰かが話をしている時は、注意深く話を聞くようにとファイン氏。

話をしている人を尊重している気持ちが伝わるだけでなく、会話を続けていくためのきっかけや話題をつなぐための手がかりを与えてくれる。

相手に会話を続けてもらうために、ボディランゲージと相づちを通して、あなたが話を聞いていることを積極的にアピールすることをファイン氏は勧めた。

「ボディランゲージは極めて重要。話を聞いているように見せなくてはならない」とファイン氏。目を合わせない、落ち着きがない、髪をいじる、腕を組むといった防御姿勢を取るなどは、不快感を感じている、もしくは興味がないように見えてしまう

「会話が非常に早く終わってしまう原因になり得る」

もう1つのコツは、あなたが聞いていることを言葉で表すこと。誰かが話をしている間に、「ええ」「確かに」「そうですね」「ふむふむ」「なるほど」「それはすごい」などと定期的に相づちを打つと良い。同時に適切なタイミングでほほ笑んだり、頷くなど、言葉以外の合図も送ろう。

「物静かな人の中には礼儀正し過ぎて、相手の話を邪魔したくないと考える人もいる」とファイン氏。

「全く何も言わなければ、相手に話をしてもらうことはできない」

3. 質問する。ただし、尋問しないように。

会話を長く続けるために、自然でさりげない質問をしよう。

会話を長く続けるために、自然でさりげない質問をしよう。

Dean Drobot/Shutterstock

相手についての質問をすることは、雑談を始める素晴らしい方法。しかし、適切な質問をすることが大切。

「私は『結婚していますか?』『子どもはいますか?』といった質問は絶対にしない」

こうした質問はプライベートなだけでなく、「はい」か「いいえ」で会話が終わってしまう質問だから。「もし相手が『いいえ』と答えたら? 会話はどう続くだろう?」とファイン氏は語った。

もう1つ避けたいのは、「出身は?」「仕事は?」などと相手を質問攻めすること。

「あなたは今やFBIの捜査官になってしまった」

また、相手を困らせるような質問にも気をつけないといけないとファイン氏。

「気まずくなってしまう可能性がある質問はしてはいけない」

例えば、前回会った時に、ある会社で働いていた知り合いに会ったとしよう。「○○(会社名)での仕事はどう?」といった質問はしてはいけない。

「もし相手が解雇されたばかりだったら?」

同氏は代わりに、「前回会った時から、何か新しいことはあった?」という質問を勧めた。

「相手にとっては、知らせたいと思うことだけを答えることができる、とても具体的な質問」とファイン氏。詳細な答えを引き出せるが、相手を困らせることはない。

その4.目標を設定して、練習しよう。

練習すればうまくなる。

練習すればうまくなる。

Rommel Canlas/Shutterstock

雑談は、人生のほとんどのことと同様に、練習すればうまくなる。実はファイン氏もかつては内気で、この手の会話が苦手だったと語った。

「私も雑談が大嫌いだった」

ファイン氏は、雑談のスキルを磨くために、達成可能な小さな目標を設定することを勧めた。

「それをタスクにしてしまおう」と同氏は提案した。

「自分自身に『今週は3人の新たな人と会う』と約束する。あるいは、もしネットワークイベントに行く予定があるなら、2人の人と話すことを目標にしよう」

同氏によると、マラソンに備えて練習することと同じ。小さい目標に落とし込むことで、抵抗感を小さくすることができるとファイン氏は語った。

究極的に、雑談のスキルをマスターすることは、仕事とプライベートのどちらにおいても人間関係を構築する方法を学ぶことにつながる。雑談がうまくなれば、あらゆる会話やネットワークイベントを成功のチャンスにすることができる。

[原文:A communication expert shares 4 conversation tips for people who hate small talk

(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)

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