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- アマゾンのAIアシスタント「アレクサ」は2015年、同社のAIスピーカー「アマゾン Echo」に搭載された。
- それ以来、「アレクサ」という名前は劇的に減っていることが、アメリカ政府のデータで明らかになった。
2015年にアマゾン Echoが登場して以来、赤ちゃんに「アレクサ」と名付ける人は、どんどん減っていることが、アメリカ社会保障局のデータで明らかになった。
社会保障局は長年、アメリカ国内で生まれた赤ちゃんの名前を調査しており、データによると女の子の赤ちゃんの名前である「アレクサ」は2015年にピークとなり、以降、減り続けていることが分かった。
ちょうどアマゾンのAIアシスタントが登場したタイミングだ。そう、「アレクサ」と呼びかけると応えるAIアシスタント。
「アレクサ、10分のタイマーを設定して」のように。
グラフのとおり、赤ちゃんに「アレクサ」と付ける人は、アマゾン Echoが発売されてから急激に減少している。
Andy Kiersz / Business Insider
この急激な減少を指摘したのは、メリーランド大学のフィリップ・コーエン教授(社会学)。教授は5月11日(現地時間)、この傾向をブログに投稿し、その後、ツイッターにも投稿した。
「自分の娘をアレクサと名づけた人のことを考えてみて欲しい。アマゾンは人々に及ぼす影響を考えなかったのか?」とコーエン教授。
Business Insiderはアレクサに似た名前についても調べてみた。ほとんどが減少傾向にあったものの、2015年を境とした劇的な減少は見られなかった。
Andy Kiersz / Business Insider
[原文:People in America have stopped naming their babies Alexa, thanks to Amazon (AMZN)]
(翻訳、編集:増田隆幸)