成功のカギはプライベートブランド? コストコが剃刀の販売を開始、有名ブランドに逆風

カークランドのかみそり

コストコは「カークランド」ブランドで、ジレットよりも大幅に安いかみそりを売り出した。

Getty/Justin Sullivan

  • コストコは自社のプライベートブランド「カークランド(Kirkland)」から、かみそりを売り出した。
  • この14枚の替え刃付きのかみそりセットは20ドル(約2200円)で販売されていて、同じくコストコで売られているジレット(Gillette)のマッハ3のセットに比べ、刃1枚あたりの値段は約24%安い。
  • スタイフェル・ニコラスのアナリスト、マーク・アストラハン(Mark Astrachan)氏は、この動きはジレットにとって「それなりにネガティブ」な影響を及ぼすだろうと述べている。

コストコは自社のプライベートブランド「カークランド」で、かみそりのセットを売り始めた。

本体と14枚の替え刃が付いたこのセットは20ドルで販売されていて、同じくコストコで売られているジレットのマッハ3のセットに比べ、刃1枚あたりの値段は約24%安いと、スタイフェル・ニコラスのアナリスト、マーク・アストラハン氏は指摘した

これはジレットにとって悪いニュースだ。同社のかみそりの売り上げは依然としてアメリカでトップだが、急速にその市場シェアを失いつつある。コストコのPBであるカークランドの新しいかみそりは、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)傘下のジレットに「それなりにネガティブ」な影響を及ぼすだろうと、アストラハン氏は言う。

ジレットはかつて北米で70%のマーケットシェアを誇っていたが、今では50%前後まで低下していると、ウォール・ストリート・ジャーナルは2017年、ユーロモニターのデータを引用して報じた。競合する「Harry's」と「Dollar Shave Club」の2ブランドのシェアは2016年には合わせて12.2%と、2015年から7.2%拡大している。

だが、ジレットも黙って見ているわけではない。2017年にはかみそりの価格を最大で20%下げ、ジレット・フュージョンの替え刃といった多くの主力商品を平均して約12%値引きして販売している。

加えて、競合するHarry'sやDollar Shave Clubのように、消費者が必要な分だけ刃を買えたり、定期購買もできる「ジレット・オンデマンド」といった消費者の需要に直接こたえるサービスも提供している。

コストコが低価格で提供するプライベートブランド「カークランド」は、食料品から家庭用品や衣類まで品揃え豊富だ。1995年に立ち上がって以来、同社にとって大きなヒットとなっている。今ではカークランドの商品が、コストコで売られている商品の約20%を占めている。

[原文:Costco now sells its own razors — and it's terrible news for Gillette (COST)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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