キラウエア火山が爆発的噴火、被害地域の1年前の衛星写真と今の写真

ハワイの火山噴火、写真で見る現状

DigitalGlobe; Business Insider/Jeremy Berke

ハワイ島のキラウエア火山が5月17日(現地時間)朝、爆発的噴火を起こした。

噴火は早朝4時過ぎに起きたと伝えられた。噴煙は3万フィート(約9000メートル)を超え、地元当局は火山周辺の人々を近くのシェルターに避難させている。

ハワイ島キラウエア火山の噴火は今も続いており、周辺住民に深刻な被害を与えている。

5月15日、アメリカ地質調査所(USGS)が警戒レベルを最も高い「」に引き上げたばかり。これは、大規模な噴火が差し迫った状況にあり、噴煙が航空機の運航に影響を与える恐れがあるという意味。

キラウエア火山の噴火活動は、ここ2週間あまりで激しさを増し、1000人以上が避難していた。

火山の噴煙には二酸化硫黄などの有害物質が含まれ、子どもや老人は呼吸困難を起こす恐れがある。

Business Insiderはデジタルグローブ(DigitalGlobe)から噴火被害を撮影した衛星画像を入手。被害エリアの2017年当時の写真と噴火後の写真を並べた。

Leilani Estatesは最も被害の大きい地域。1年前の衛星写真。

Leilani Estatesは最も被害の大きい地域。2017年5月24日の様子。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-2が撮影。2017年5月24日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company



2018年5月14日。溶岩が流れ、地面には亀裂も。家屋や車が燃えている。

Leilani Estates、現在の様子。溶岩が流れ、地面には亀裂も。家屋や車が燃えている。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-3が撮影。2018年5月14日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


約2000人が住んでいた。

この地域は約2000人が住んでいた。2017年の別の写真。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-2が撮影。2017年5月24日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


今は溶岩が40フィート(約12メートル)の高さになっているところも。

溶岩が40フィート(約12メートル)になっているところも。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-3が撮影。2018年5月14日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


緑豊かな地域だった。

緑豊かな地域だった。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-2が撮影。2017年5月24日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


今ではほとんどが茶色に見える。燃えて灰になってしまった。

今ではほとんどが茶色に見える。燃えて灰になってしまった。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-3が撮影。2018年5月14日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


1000人以上の住民が避難している。地質学者は噴火はまだ続き、より活発化するかもしれないと警告している。

1000人以上の住民が避難している。地質学者は噴火はまだ続き、より活発化するかもしれないと警告している。

デジタルグローブの人工衛星WorldView-3が撮影。2018年5月14日。

Satellite image ©2018 DigitalGlobe, a Maxar company


※この記事は最新情報を追加、更新しました。

[原文:Before-and-after photos show the destruction from the ongoing volcanic eruptions in Hawaii

(翻訳、編集:増田隆幸)

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