Lucasfilm
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開はアメリカでは5月25日、日本では6月29日まで待たなければならないが、すでにレビューは出始めている —— だが、フォースの強い『スター・ウォーズ』シリーズとはいかないようだ。
アメリカの映画評論サイト「ロッテン・トマト」の80を超えるレビューに基づく『ハン・ソロ』の評価は、16日朝(現地時間)の時点で72%だ。
これは『スター・ウォーズ』映画にとって、悪い知らせだ。シリーズ中、最低評価となった『ファントム・メナス』よりはましとはいえ、2002年公開の『クローンの攻撃』以来の低評価だ。
Business Insiderのジェイソン・ゲラシオ(Jason Guerrasio)は、『ハン・ソロ』はシリーズ疲れを感じさせる初めてのスター・ウォーズ作品だと語っている。
「決まり文句でいっぱいの結末は新鮮味に欠け、見たことのないようなでたらめなカメオ出演によって、今後の『ハン・ソロ』映画の土台を作ろうとし過ぎている」ゲラシオは自身のレビューで述べた。
『ハン・ソロ』にがっかりしているのは、彼だけではない。ローリング・ストーン(Rolling Stone)誌のピーター・トラバース(Peter Travers)も、映画は無難すぎて「つまらない」と言う。
「ハン・ソロという『スター・ウォーズ』の最もならず者の型破りなヒーローが、なぜか一切ルールを破らない」トラバースは書いている。
スレート(Slate)のサム・アダムス(Sam Adams)は、『ハン・ソロ』はスター・ウォーズ作品史上最悪ではないが「存在意義が見当たらない」と言う。
では、映画『ハン・ソロ』は他のスター・ウォーズ作品に比べ、どうなのだろうか? Business Insiderではロッテン・トマトの評価スコアに基づき、全作品をランキングにした(評論家の評価が同率の場合は、ユーザー評価で格付けした)。
批評に基づく『スター・ウォーズ』全作品のランキングは以下のとおり。
10位 『ファントム・メナス』(1999年)
Lucasfilm
評価スコア:55%
9位 『クローンの攻撃』(2002年)
Lucasfilm
評価スコア:66%
8位 『ハン・ソロ』(2018年)
Lucasfilm
評価スコア:72%
7位 『シスの復讐』(2005年)
Lucasfilm
評価スコア:79%
6位 『ジェダイの帰還』(1983年)
Lucasfilm
評価スコア:80%
5位 『ローグ・ワン』(2016年)
Disney
評価スコア:85%
4位 『最後のジェダイ』(2017年)
Lucasfilm
評価スコア:91%
3位 『フォースの覚醒』(2015年)
Disney
評価スコア:93%
ユーザー評価:88%
2位 『新たなる希望』(1977年)
Lucasfilm
評価スコア:93%
ユーザー評価:96%
1位 『帝国の逆襲』(1980年)
Lucasfilm
評価スコア:95%
[原文:'Solo' is the worst 'Star Wars' movie since 'Attack of the Clones,' according to critics]
(翻訳、編集:山口佳美)