Olivier Douliery-Pool/Getty Images
- トランプ大統領は5月16日(現地時間)、一部の不法移民は“人ではなく動物”、“これまでにない早さで”アメリカから追い出すと語った。
- 大統領はまたアメリカは“移民に対して、世界で最も間抜けな法”を持っていると語った。
トランプ大統領は5月16日(現地時間)、一部の不法移民は“人ではなく動物”、“これまでにない早さで”アメリカから追い出すと語った。
「大勢がアメリカに入ってきている、あるいは入ろうとしている。我々はその大勢を阻止し、また国外に追い出している。そうした人たちがどれほど悪い人たちか知らないだろう」とトランプ大統領はカリフォルニア州のサンクチュアリー・シティ(不法移民を保護する都市)政策に反対する同州の議員、役人との会議で発言した。
「彼らは人ではない。動物。これまでにない早さでアメリカから追い出している」
長くサンクチュアリー・シティを批判してきたトランプ大統領はまた、アメリカは「移民に対して、世界で最も間抜けな法」を持っていると述べた。
大統領の発言は、ギャング団「MS-13」に対するカリフォルニア州関係者の発言を受けてのものと伝えられた。
トランプ大統領は以前、移民ギャングを「動物」と呼んだ。また大統領選のキャンペーンを、メキシコは強姦犯、犯罪者、ドラッグの売人をアメリカに送り込んでいるというスピーチでスタートさせたことは良く知られている。
大統領の移民に関する発言は、広く批判を集めている。だが同時にその厳しい姿勢は国内の様々な地域で大きな支持も集めている。
バーニー・サンダース上院議員は5月13日、CNNのインタビューでトランプ大統領の移民に対する見解を「冷酷」と語った。
「冷酷だと思う。大統領の移民に関するあらゆる見解は冷酷」とサンダース氏。
同氏は、トランプ大統領の移民政策の「冷酷さ」は「政権が親たちから子どもを引き離そうとしたことを考えれば」極めて明白と付け加えた。
(翻訳、編集:増田隆幸)