ブロックチェーン領域に特化したコワーキングスペース「Neutrino」は東京・渋谷にオープンを予定している。
写真:今村拓馬
電通とみずほフィナンシャルグループ、Zコーポレーション(ヤフーの100%子会社)は、2018年6月18日にオープンを予定する日本初のブロックチェーン領域に特化したコワーキングスペースNeutrino(読み:ニュートリノ/東京・渋谷)に出資する。
クレジット決済サービスを提供するスタートアップOmise Japanが5月18日に発表した。NeutrinoはOmise Japanとグローバル・ブレインが設立するコワーキングスペースで、運営はOmiseホールディングスが展開するブロックチェーン関連プロジェクトのOmiseGOのチームが行う。ブロックチェーン・エンジニア不足を解消するため、エンジニア向けワークショップやスポンサー企業と入居企業の交流の機会などを提供する。
3月29日に開かれた、「イーサリアム・コミュニティー・ファンド」の発表イベント。左から3番目がOmise創業者の長谷川潤氏。
写真:西山里緒
Omise Japan担当者によると、長谷川潤氏が代表を務める親会社Omiseホールディングス(本社:シンガポール)は、現時点で5000万ドル(約55億円)以上の資金を調達。日本、タイ、インドネシアに拠点を持っている。
OmiseGOのアドバイザーには、イーサリアムを創業したヴィタリック・ブテリン氏も名を連ねる。OmiseGOはイーサリアム関連プロジェクトを支援する「イーサリアム・コミュニティー・ファンド」の協力企業でもある。
今回、Neutrinoへの出資が明らかとなった企業は以下の通り。
【ダイヤモンドスポンサー】
- ELECTRIFY ASIA PRIVATE LIMITED
- オプトホールディング
- Quantstamp, Inc
- gumi
- Zコーポレーション (ヤフーの100%子会社)
- 電通
- みずほフィナンシャルグループ
- 三井不動産
【ゴールドスポンサー】
- Fintertech (大和証券グループ本社の100%子会社)
- リクルートコミュニケーションズ
【シルバースポンサー】
- 博報堂
(文・西山里緒)