北朝鮮は米朝首脳会談の後も非核化しないだろう、しかしアメリカとのビジネスには積極的 —— CIAが分析

金正恩氏

KCNA via Reuters

  • CIAのインテリジェンス・レポートに詳しいアメリカの政府関係者によると、北朝鮮の金正恩氏は核兵器をすぐに放棄することは考えていないが、欧米のハンバーガー・チェーン店をオープンさせるアイデアには賛成しているという。
  • 5月初めに回っていたこのCIAの分析は、トランプ大統領が6月12日にシンガポールで開催される初めての米朝首脳会談の準備を進める中で出てきたものだ。
  • 韓国の文在寅大統領の特別補佐官は以前、金正恩氏がマクドナルドのフランチャイズといった国際的な投資を通じて、北朝鮮経済の近代化を欲していると発言していた。

CIAのインテリジェンス・レポートに詳しいアメリカの政府関係者によると、北朝鮮の金正恩氏は核兵器をすぐに放棄することは考えていないが、欧米のハンバーガー・チェーン店をオープンさせるアイデアには賛成しているという。

「彼らが非核化しないのは、誰もが分かっていることだ」諜報機関のあるスタッフはNBCニュースに語った。

最近では、韓国の文在寅大統領の特別補佐官が、金正恩氏はマクドナルドやトランプ・タワーといった国際的な投資を通じて、北朝鮮経済の近代化を進めたがっていると発言した

「彼らは普通の国になりたいのだ。アメリカに認められた普通の国に」大学教授でもある特別補佐官の文正仁氏はCNNインターナショナルのインタビューで語った。

「彼らはアメリカの投資に期待している」同氏は言う。「アメリカの企業や多国籍コンソーシアムが北朝鮮へ来るのを歓迎している」

5月初めに回ったこのCIAの分析は、6月12日にシンガポールで予定されている米朝首脳会談が迫る中で出てきたものだ。予定通り開催されれば、アメリカの大統領と北朝鮮の指導者が会う初めての会談となる。

核兵器の放棄は、アメリカが北朝鮮に対する「最大の圧力」を緩和する前提条件だとホワイトハウスが強調してきたものだが、平壌に核兵器を手放す気はないというCIAの評価に、外交問題の専門家たちも同調している。

しかし、首脳会談に向けた交渉が進む中、トランプ大統領は楽観的だ。

「北朝鮮との話し合いに向け、我々は素晴らしいチームを作った」トランプ大統領はツイートした。「首脳会談などについて、打ち合わせが行われている」

[原文:North Korea may seek to keep its nukes after Trump summit, but signals it could open itself up to US businesses]

(翻訳、編集:山口佳美)

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