アメリカのアイスクリーム・ショップ「デイリークイーン(Dairy Queen)」の当時のCEOジョン・ゲイナー(John Gainor)氏とランチを食べるウォーレン・バフェット氏(2013年、ネブラスカ州オマハ)。
Dave Weaver/AP
- 毎年恒例となっているウォーレン・バフェット氏との昼食会のオークションが始まった。
- eBayでは、すでに昨年の落札額を上回り、320万ドル(約3億4800万円)を超えている。
- 入札に参加するには、事前承認が必要だ。
- オークションは6月1日午後7時30分(アメリカ東部標準時)まで。
最大7人の友人を連れて、"投資の神様"ウォーレン・バフェット氏と昼食をともにできる「ウォーレン・バフェットとのパワーランチ」というオークションが始まった。
今年で19回目となるこのオークションの売り上げは全額、慈善団体に寄付される。
5月27日に始まったeBayでのオークションは2万5000ドルからスタートし、30日には290万ドルがついた。6月1日午後7時30分の締め切りまで、まだまだ上がりそうだ。
2017年の落札者は身元を明かしていないが、オマハの賢人とのランチに267万9001ドルを出した。
ただ、常にこれほど高かったわけではない。ニューヨーク・タイムズによると、2000年にはピート・バドロング(Pete Budlong)と名乗るテック系の起業家が2万5000ドルで初の落札者となっている。
一方で、過去最も高い落札額は2500万ドルを超えている。これらのお金は、サンフランシスコを拠点に貧困や不平等と戦う慈善事業団体「グライド財団(GLIDE Foundation)」に寄付される。この財団は、サンフランシスコで住宅危機が起こる中、ホームレスの支援も行っている。バフェット氏の妻スーザンさんが気にかけていた団体だ。
オークションの落札者は、ニューヨーク市にあるバフェット氏お気に入りのステーキハウス「Smith & Wollensky」で同氏と昼食をともにする。
(翻訳、編集:山口佳美)