アバクロンビー&フィッチ、人気スタートアップの戦略を真似して苦境を脱出

コロンバスにできたアバクロの新店舗

コロンバスにできたアバクロの新店舗。

Abercrombie

  • アバクロンビー&フィッチは、店舗のサイズを小さくしている。
  • 6月1日(現地時間)、同社は2018年、小規模店舗を70店展開する計画を明らかにした。
  • 2017年、同社は小規模店舗のプロトタイプを7店オープンしている。
  • CEOのフラン・ホロヴィッツ氏は、こうした小規模店舗の方が、面積あたりの売り上げが多いと語った。

アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)は店舗のサイズを小さくし、売り上げを伸ばしている。

6月1日(現地時間)、投資家との電話会議で同社CEOフランツ・ホロヴィッツ(Fran Horowitx)氏は2018年、小規模店舗を70店展開する計画を明らかにした。70店舗のうち12店がアバクロンビー&フィッチ、7店がアバクロンビー キッズ(Abercrombie Kids)、50店が10代向け姉妹ブランドのホリスター(Hollister)となる。

「小売業の進化とともに、我々も進化している」同社のCOO、Joanne Crevoiserat氏はBusiness Insiderに語った。

同社はここ1年、店舗にかなりの手を加えてきた。2017年、新たに7店のプロトタイプ店舗を作り、16店の店舗サイズを縮小、39店を閉店した。2018年のはじめには、年内にさらに60店を閉店すると発表した。

だが、新たな小規模店舗は効果を発揮している。

「あれほどの広さは必要ではない」とホロヴィッツ氏は従来の大型店舗について語った。

「新店舗はよりショッピングがしやすい。照明を明るくすることで、商品が買いやすくなり、在庫管理も容易になった」

アバクロンビー&フィッチは、店舗体験においては「小規模ほど効果的」という事実を推し進めようとしている。手本にしたのはエバーレーン(Everlane)などの人気のスタートアップ、ミニマルなショッピング体験という新たなショッピングスタイルを生み出した。だが、エバーレーンは極端な例。

最もうまく行っているのは、ホリスター。同ブランドの約50%の店舗が改装済みで、売り上げを伸ばしているとホロヴィッツ氏は語った。

とはいえ、努力は実を結んでいるようだ。アバクロンビー&フィッチは6月1日、第2四半期の売り上げを発表。アバクロ・ブランドの売り上げは3%増、好調なホリスターのおかげで、全体としては5%増となった。

[原文:Abercrombie is escaping the retail apocalypse by copying a popular startup strategy (ANF)

(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)

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