2018年第1四半期に最も売れたスニーカーは、65ドルのナイキ「タンジュン」だ。
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- NPDグループのスポーツ業界アナリスト、マット・パウエル(Matt Powell)氏は最近、2018年第1四半期にアメリカで最も売れたスニーカー、トップ10を明かした。
- ランキングは全てナイキのスニーカーが独占した。トップ10のうち9つがナイキもしくは同社のエアジョーダン・シリーズで、もう1つはナイキ傘下のコンバースだ。
- トップ10にアディダスのシューズがランクインしなかったのは、ここ数カ月で初めてのことだ。
- トップ10入りを果たしたシューズはいずれもパフォーマンス・シューズではなく、こうしたスニーカーからの消費者離れが続いている。
ナイキがスニーカー業界を独占している。
NPDグループのスポーツ業界アナリスト、マット・パウエル氏によると、2018年第1四半期にアメリカで最も売れたスニーカー上位10のうち、9つはナイキもしくは同社のエアジョーダン・シリーズだ。もう1つもナイキ傘下のコンバースだった。トップ10にアディダスのシューズが入らなかったのはここ数カ月で初めてのことで、同社のポートフォリオの多様化がその原因の一部だとパウエル氏は言う。
同氏は、アスレジャー(注:スウェット素材やストレッチ性のある素材を使った、着心地の良さを重視したアスリート向けの衣服を、運動目的以外でも着用する)の流行に乗って、パフォーマンス・シューズよりもライフスタイル・シューズが好まれる傾向が続いていることを、第1四半期の売り上げが示していると指摘する。65ドル(約7100円)のナイキ「タンジュン(Tanjun)」は、売り上げトップをキープした。パウエル氏は2月、Business Insiderに対し、こうした手頃な価格のシューズが好調に売れているということは、市場がよりモデレートな方向へ向かっていることの表れだと語った。
2018年第1四半期、アメリカで最も売れたスニーカーは以下のとおり。
10位 ナイキ「フレックス コンタクト(Flex Contact)」
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9位 ナイキ「エア フォース1 ロー(Air Force 1 Low)」
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8位 ナイキ「エアジョーダン9 ミッド(Jordan IX Mid)」
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7位 ナイキ「レボリューション4(Revolution 4)」
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6位 コンバース「オールスター ロー(All Star Low)」
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5位 ナイキ「エア ハラチ(Air Huarache)」
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4位 ナイキ「エア マックス270(Air Max 270)」
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3位 ナイキ「エアジョーダン1 ハイ オージー(Jordan 1 High OG)」
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2位 ナイキ「エアジョーダン11 ロー(Jordan XI Low)」
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1位 ナイキ「タンジュン(Tanjun)」
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[原文:These are the 10 best-selling sneakers of the year so far (NKE)]
(翻訳、編集:山口佳美)