アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズに適した性格とは

ジョッコ・ウィリンク氏

アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ・チーム3の元部隊指揮官ジョッコ・ウィリンク(Jocko Willink)。

St. Martin's Press

  • ジョッコ・ウィリンクはかつて、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズでチーム3 タスクフォース「ブルーザー」の部隊指揮官を務めた。
  • ウィリンクはシールズを志す者に対して、自分が志願しようとしている任務について、美化された幻想を捨て、よく考えるべきと警告した。「自分の生命を危険にさらし、銃を撃ち、人を殺すことが仕事」になる。
  • シールズの候補生は「高いレベルの攻撃性を持つ」若い男性が多い。だが、訓練で規律を叩き込まれるにつれて、自分勝手な態度は改められ、任務に活かすようになる。

ジョッコ・ウィリンク(Jocko Willink)は、物心ついた頃からずっと軍人を志してきた。

子どもの頃から、おもちゃの兵隊で遊び、どこに行くときも兵士の格好をしていたと彼はBusiness Insiderのポッドキャスト『Success! How I Did It』で語った。

祖父が20年、陸軍にいたにもかかわらず、なぜかネイビーシールズの一員になりたいという強い思いがあったとウィリンク。彼はシールズで20年のキャリアを送り、イラク戦争で最も活躍した特殊作戦部隊の1つ、チーム3 タスクフォース「ブルーザー」の部隊指揮官を務めた。

「『ビジネスマンになりたい』という人もいれば、『ロックスターをめざす』、あるいは『車の整備士になりたい』という人もいるだろう。私の場合は、シールズ小隊の機関銃手だった」

シールズを志願したウィリンクは、6カ月におよぶ訓練に臨んだ。訓練では、候補生の80%が脱落する。

彼はシールズを志す者に対して、自分が志願しようとしている任務について、映画などで美化されている幻想を捨て、よく考えるべきと警告した。

「自分の生命を危険にさらし、銃を撃ち、人を殺すことが仕事。そして、殺されるリスクを負うことも仕事」

この道を選んだものの、犯罪者になる者もいるとウィリンク。軍人としてのキャリアで重要なことは、こうした攻撃的な衝動を受け入れ、訓練によって役に立つものに変えていくことと語った。

軍人に向いている性格は、「疑問を持つことなく命令を受け入れる性格」と思われているが、大きな誤解であり、まったくの間違いとウィリンク。また、かつての自分も含めて、若いシールズ隊員は「いつもトラブル(例えば、バーでのけんか)に巻き込まれる。攻撃的で、一匹狼的な性格のため」と語った。

「我々はいつも、そうした若者たちの手綱を締めなければならなかった。だが、必要なのは、そういうタイプの若者たち。彼らは何も悪くない。だが、生まれつき、そういうことをしてしまう性格なだけ」

年齢を重ね、シールズとして成長するにつれ、彼自身、そして彼のチームは正しい方向へ進んでいったとウィリンクは語った。

「ただ年齢を重ねただけ。確かに多くの人が、人生の途中でそうしたことを言いがち。だが、年齢を重ねたこと以上に、人生に大きなインパクトを与えたものは何もない」

「『自分は何がやりたいのか? どこを目指すのか?』をよく考えよう。正しい道を見つけなければならない」

※敬称略

[原文:A retired Navy SEAL commander explains the personality best-suited for life as a SEAL

(翻訳:長谷 睦/ガリレオ、編集:増田隆幸)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中