笑顔を見せるロシアのプーチン大統領(2017年)。
Reuters
- ロシアの大手企業で働く人々は、笑顔の浮かべ方を教わっている。
- これは、FIFAワールドカップ開催中に150万人の観光客を見込んでいるためだ。ロシア人は無愛想というステレオタイプを払拭しようとしている。
- ワールドカップは14日に開幕する。
14日のFIFAワールドカップ開幕を前に、試合観戦に訪れる観光客をもてなすため、ロシアの人々は笑顔の浮かべ方を教わっている。
BBCによると、ロシア人は他のヨーロッパ人に比べて笑わない。The Atlanticはその理由を、ロシアには「理由もなく笑うのは、愚かさの表れ」ということわざがあるためだという。
しかし今、ロシアには笑う必要がある。タス通信によると、ワールドカップ開催中に150万人の外国人観光客がロシアを訪れる見込みだからだ。
観光客の受け入れ準備のため、FIFAやロシア鉄道、モスクワ地下鉄といった大手企業では今、従業員に笑顔の浮かべ方を教えるという少し変わったトレーニングが行われている。
ロシア人は無愛想というステレオタイプを払拭するため、「外国人に対する笑顔の浮かべ方を訓練している」という。
ワールドカップは6月14日、開催国ロシア対サウジアラビアによるオープニング・マッチで開幕する。
初戦で勝てば、ロシアで働く人々が笑顔になる理由が増えそうだ。
[原文:Russian workers are undergoing training to learn how to smile ahead of the World Cup]
(翻訳、編集:山口佳美)