サブウェイが朝食メニューの提供を縮小する理由

モーニングメニューの「Black Forest Ham, Egg & Cheese」

サブウェイがモーニングメニュー提供店舗を縮小する。

Subway

サブウェイは営業方針を変更、フランチャイズ加盟店がオムレツ入りのモーニングメニューの提供を中止することを認めた。加盟店は毎朝7時にオープンする必要もなくなる。ブルームバーグが伝えた

導入から8年、同社の朝食メニューが人気となることはなかった。ブルームバーグによると、市場調査会社フィールド・エージェント(Field Agent)の調査で、サブウェイの顧客の43%は朝食にサブウェイを利用せず、19%は朝食メニューがあることさえ知らなかったことが明らかになった。

フロッピー・ディスクのように薄く焼かれた、サブウェイのオムレツ

サブウェイのオムレツ(フロッピー・ディスクのように薄く焼かれて店舗に発送される)は多くの顧客には不評。

Kate Taylor

「我々は常に、顧客とのタッチポイント(営業時間、メニュー、メニュー切り替えの時間帯など)を評価し、必要に応じて調整しながら、フランチャイズ加盟店の成功を支援している」と同社の北米担当バイス・プレジデント 、ジェームズ・ウォーカー(James Walker)氏はBusiness Insiderに述べた。

同氏はさらに「各店舗の立地や顧客層は異なる。我々の目標は、フランチャイズ加盟店が特別な顧客体験を提供しながら、利益をあげることができるようリソースを提供すること。加盟店の成功は、我々の成功にほかならない」と続けた。

苦境にあるサブウェイは変化を迫られている。

同社は2017年、アメリカ国内の909店舗を閉鎖。これは2016年の閉店数の約3倍の数となった。同社は今年さらに、約500店舗を閉鎖する計画とブルームバーグに語った。

フランチャイズ加盟者と社内の関係者は、アメリカ国内にある2万5800以上の店舗のうち、最大3分の1の店舗が不採算店で、多くの加盟者が閉店を覚悟していると数カ月前、Business Insiderに語った。

2018年5月、同社CEOスザンヌ・グレコ(Suzanne Greco)氏が引退を発表。同氏はサブウェイに45年、務めた。

同社の苦境を悪化させているのは外食業界における人材獲得競争。

失業率が17年ぶりの低水準とあって、外食業界は雇用と人材の維持に苦戦している。ブルームバーグによると、早朝の人員を確保しなければならないことが、事態をさらに複雑にしており、同社が営業方針を変更する要因となった。

[原文:Subway is backing off breakfast, and it reveals a growing problem plaguing the restaurant industry

(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)

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