高校生プログラマーのレシート現金化アプリ、DMMと提携でガソリンスタンドのレシート買い取りから再開

現役高校生プログラマーの率いるワンファイナンシャルが発表したレシート現金化アプリの「ONE(ワン)」は、買い取り希望者が殺到し、買い取りサービスを一時的に停止させる事態になっていたが、2018年6月18日、DMM.comが運営する、スマホで撮影するだけで自動車の売却ができるアプリ「DMM AUTO」と連携。ガソリンスタンドで支払ったレシートの買い取りから、再開することを明らかにした。

DMM

ONEは、買い取りサービスは停止していたもののダウンロードは引き続き可能で、開始から3日間で約20万ダウンロードに達しているという。DMMとの提携で、同社はワンファイナンシャルに広告を出稿する仕組みだ。これによりワンファイナンシャルは、当初の想定を上回るユーザーに対する買い取り資金を、確保する狙いがある。

ワンファイナンシャルの山内奏人CEOは「さまざまな企業との連携で、買い取り対象幅を広げていきたい」と説明。DMMに続き、広告モデルでの展開を念頭に置いている。現時点で、新たな買い取りサービスはガソリンスタンドのレシートのみの再開にとどまる。しかし、すでに買い取りを行ったレシートについては、段階を踏んで現金の振り込みを行うという。

価格は30〜100円、1回きり

レシート買い取りアプリONEと、DMM AUTOの提携では、ガソリンスタンドで給油や買い物などの支払いをしたレシートのみを、買い取り対象とする。価格は1枚あたり30〜100円で変動する。変動基準については明らかにしていない。買い取りは1ユーザーにつき1回限りで、サービス全体におけるレシートの総買い取り枚数も非公開ながら上限を定めているという。

レシート上の車両番号や車両を識別する情報について、ワンファイナンシャルは「収集や分析、第三者への提供を行わない」としている。DMMに対しても、一般化した購買行動については統計データとして提供するものの「レシート画像や店員情報など、個人を特定する情報の開示は一切、しない」と、強調している。

また、ONEのサービス開始時に求めていた本人確認書類の提出も、DMMとの提携によるレシート買い取りでは廃止するという。

山内CEOは、買い取りサービスを一旦停止した6月13日の段階で「ユーザー数が本当に伸びていて、(現時点での支払いに)最大3億円かかる計算になる。メーカーからの出稿(企業を対象とするデータ販売など)でどう補うかなど、マネタイズの実証を1週間程度かけてやる」と、Business Insider Japanの取材に答えていた。実際に、そこから5日間で、メーカーからの支払い原資を確保する方式を打ち出した。

ただし、3日間で20万ダウンロードという驚異的なユーザー数の伸びは「どんなレシートでも10円で買い取る」という、わかりやすいサービスへの期待値の高さでもある。ワンファイナンシャルは今後、新たに買い取るレシートの対象拡大を、企業との連携によって模索していくとしている。ただし、現時点では先行きは未知数だ。どこまでユーザーの当初の期待に応えていけるか、今後の展開が注視される。

(文・滝川麻衣子)

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