ついに逮捕者が! アメリカの小売業界を悩ませる返品詐欺

ウォルマート

窃盗、器物損壊、詐欺の容疑で、23歳の男が逮捕された。

Jose F. Moreno / AP Images

  • アメリカ国内1000店以上のウォルマート(Walmart)で返品詐欺をしたとして、警察はアリゾナ州ユマで23歳の男を逮捕した。
  • 当局によると、この返品詐欺によるウォルマートの被害総額は約130万ドル(約1億4300万円)。
  • アメリカでは、不正な返品によって小売業界が被る損失は、最大で年間170億ドル(約1兆9000億円)にのぼる。

23歳の男が、ウォルマートでの返品詐欺の容疑で逮捕された。これによる同社の被害総額は、130万ドルにのぼると見られる。

アリゾナ州ユマで逮捕されたのはトーマス・フルデイカー(Thomas Frudaker)容疑者。パソコンを返品しようとする若い男を目撃した店員が通報した。当局によると、フルデイカー容疑者は返品前にパソコンから部品を抜き取ったと見られている。

アメリカ国内1000店以上のウォルマートで、過去18カ月にわたって同様の返品詐欺を繰り返していたという。

ウォルマートの代理人は同社の被害総額を明らかにしなかったが、返品詐欺の犯人を取り押さえるべく、ここ数カ月、警察と協力してきたと述べた。

「こうした犯罪行為を特定し、未然に防ぐため、社内プロセスを強化してきた」同社は言う。「従業員とユマ警察の迅速な対応のおかげで逮捕に至った。感謝している」

フルデイカー容疑者は2件の詐欺、2件の窃盗、2件の器物損壊の罪に問われていると、CBSの系列局KSWTは報じている。

返品詐欺は小売業界にとって深刻な問題だ。アメリカでは、こうした不正な返品によって業界が被る損失は、最大で年間170億ドルにのぼる。

こうした脅威に対し、家電量販大手のベスト・バイ(Best Buy)やホームセンター大手のホーム・デポ(Home Depot)、ビクトリアズ・シークレットやその他多くの小売業者は、顧客の返品回数を目立たないよう記録し、返品ポリシーの悪用が疑われる顧客には対応策を講じる場合もある。

アマゾンは2018年5月、一部の顧客を同社のウェブサイトから締め出したとして、人々の反感を買った。締め出されたユーザーの中には、返品が多すぎると判断された顧客もいた。

[原文:A 23-year-old has been arrested after being accused of making $1.3 million in fake returns at more than 1,000 Walmart locations, and it reveals a dangerous trend sweeping the industry

(翻訳:Ito Yasuko/編集:山口佳美)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい