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- アメリカのマクドナルドは国内の一部店舗で、プラスチック製のストローに代わるストローの試験運用を年内に開始する。イギリスでは、同社は微生物の働きによって分解可能な紙製のストローの導入を決めた。
- プラスチック製のストローをめぐっては、環境保護団体が同社やその他の飲食大手に対し、使用をやめるよう呼びかけていた。
- アメリカではすでにいくつかの都市が独自に規制を行っている。
環境保護活動家たちの呼びかけに応じ、マクドナルドはアメリカでプラスチック製のストローに代わるストローの試験運用を開始する。
USAトゥデイによると、マクドナルドは2018年後半にアメリカ国内の一部店舗でこうした代用品を試すという。どういった素材で作られたものになるかは触れられていないが、これに先駆けて、イギリスではマクドナルドが全店舗で2019年までに紙製のストローを導入すると報じられていた。
プラスチック製のストローは非常に小さく、また微生物の働きによって分解されづらいことから、しばしばごみのリサイクルの過程から外れ、池や川、海にたまっている。そして、フォークや持ち帰り用の容器、ビニール袋といった他のプラスチック製品と違い、ストローはちょっとした利便性以外には何も提供しない。
アメリカの一部都市では、こうした使い捨てのストローを取り締まり始めた。2012年にはフロリダ州のマイアミビーチが、ホテルによるストローの提供を禁止した。こうしたストローは大抵、砂浜や海中に捨てられ、海洋生物を脅かすからだ(フロリダ州フォートマイヤーズやワシントン州シアトルも、2018年1月に同様の規制をしている)。ニューヨーク市やハワイ州、カリフォルニア州でもプラスチック製ストローの規制が検討されている。
アメリカ国内だけでも毎日、数百万ものドリンクが流通している。そして、その多くのストローがリサイクルされることもなく、自然の中に打ち捨てられているのだ。
[原文:McDonald's is testing plastic straw alternatives as US cities crack down on single-use straws]
(翻訳、編集:山口佳美)