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- カナダは20日(現地時間)、マリファナ(大麻)の嗜好品としての所持・使用・生産を10月17日から合法化すると発表した。国として大麻を合法化するのは、G7として初、世界で2番目だ。これを受け、マリファナ関連株が上昇している。
- カナディアン・マリファナ・インデックス(Canadian Marijuana Index)は、20日朝の時点で3.34%上昇した。
カナダで大麻の合法化が決まると、マリファナ関連株が値上がりした。
カナダの大麻関連市場全体の値動きを示すカナディアン・マリファナ・インデックスは、20日の午前10時45分の時点で3.34%上昇した。アメリカも含めた北米全体の指数は、2.28%上がった。
中でも最も上げ幅が大きかったのは、カナダのゴールデン・リーフ・ホールディングス(Golden Leaf Holdings)で、6.81%値上がりした。
大麻の合法化はカナダ経済にとって好材料になると見られている。カナダの大手銀行CIBCは、カナダの合法大麻市場は2020年までに65億ドル(約7200億円)規模に成長すると予測している。
オーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis)やキャノピー・グロース(Canopy Growth Corp)といったカナダの大麻関連企業は、大麻の合法化に沸く投資家を引きつけている。企業側もこのチャンスを生かして、買収を進めている。
[原文:Marijuana stocks are surging after Canada legalizes the drug]
(翻訳、編集:山口佳美)