マンチェスター・ユナイテッド時代の、クリスティアーノ・ロナウド(左)とパトリス・エブラ(右)。
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- クリスティアーノ・ロナウドの自宅にランチに招かれたら、返事をする前によく考えた方がいい。
- 元チームメイトのパトリス・エブラはロナウドの自宅に招かれたとき、「でかい肉」が出てくるのを期待していたが、実際はヘルシーな食事が出てきたという。その後、一緒にトレーニングをしようと誘われたと、ポッドキャストで語った。
- ロナウドは準備万端だ。ポルトガルはグループステージ最後の戦いとなるイラン戦を25日(日本時間26日)に控えている。
- 初戦のスペイン戦で見事なハットトリックを達成したロナウドは、自身の並外れた競争力とトレーニングへの献身が、ワールドカップで実を結ぶことを願っている。
もしクリスティアーノ・ロナウドの自宅にランチに招かれたら、返事をする前によく考えた方がいい。
これはロナウドとプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで3シーズン半ともにプレーした、パトリス・エブラからのアドバイスだ。
スペインのスポーツ・ニュースサイトMarcaによると、イギリスのテレビ局ITVのワールドカップのポッドキャストで、エブラは練習の後にロナウドから自宅に招かれたときのことを語った。ロナウドがレアル・マドリードに移籍する前の、2006年から2009年の間のことだ。
ロナウドの食生活の豊かさはよく知られていて、エブラは「でかい肉」が出てくるのを楽しみにしていた。しかし、実際に出てきたのはヘルシーな軽食で、それを食べた後はロナウドのさまざまなフィットネス・トレーニングに付き合わされたと言う。
エブラは語った。「ロナウドから『パトリス、練習の後でうちに来いよ』って言われて、すごく疲れてたけど行ったんだ。で、テーブルに出されたのは、サラダと味付けしていないチキンだけだったから、こっちは『なるほど……』って感じで。あとは水だね。ジュースはなかった」
「一緒に食べ始めて、自分はこのあとでかい肉が来るんだろうと思ってたけど、何も出てこなかった。ロナウドは食べ終えると、立ち上がってボールを蹴り始めた。ちょっとした技をやったりね。そうしたら『2タッチをやろう』と言うんだ。だから『食べてからでいいだろ? 』と返したら、(ロナウドは)『いや、ダメだ。2タッチをやろう』って」
「それで2タッチをやり始めた。そうしたら、今度は『プールに泳ぎに行こう』と言い出した。もう観念したよ。ジャグジー、サウナと入って、それで終わり」
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このエピソードはロナウドの並外れた競争力と、完璧な肉体を維持し、試合がないときでも集中力を切らさないストイックさを表している。これにはエブラもついていけなかった。
ロナウドのこうした献身的なトレーニングは、5度の欧州チャンピオンズリーグ制覇、3度のプレミアリーグ制覇、2度のラ・リーガ制覇という結果に結びついている。
今回のワールドカップの得点ランキングでも、ロナウドは現在トップだ。初戦の15日のスペイン戦では、ハットトリックを達成している。
ロナウド率いるポルトガルは25日(日本時間26日)、イランと対戦する。勝利をものにし、グループ1位での決勝トーナメント進出を目指す。
(敬称略)
[原文:Why you shouldn't go to Cristiano Ronaldo's house for lunch, according to his former teammate]
(翻訳:Ito Yasuko/編集:山口佳美)