「インチキ」「負け犬」「役立たず」今年の ピュリツァー賞受賞者に浴びせられたトランプ砲

トランプ大統領

メディアとは犬猿の仲のトランプ大統領

Mark Wilson/Getty Images

優れた報道を行った団体などに贈る2017年のピュリツァー賞が4月10日月曜日、発表された。今年の受賞者には1つの共通点がある。いずれもドナルド・トランプ大統領から罵言のターゲットにされたことがある、ということだ。

アメリカ大統領選の選挙活動が始まった2015年から、当時候補者だったトランプ大統領にとって、メディアとの「戦争」は支持者へのアピールの要だった。

2015年以降、トランプ大統領がTwitter上で放ったすべての罵言を載せたニューヨーク・タイムズのリストから、今年の受賞者に宛てた蔑称を紹介する。

ニューヨーク・タイムズ

最多の3部門で受賞したニューヨーク・タイムズ。トランプ大統領からTwitter攻撃の矛先を向けられ、度々「トランプ砲」のターゲットとなった。1年半にわたり、「負け犬」「偽ニュース」「不誠実」などと痛烈に批判されてきた。

ニューヨーク・デイリーニュース

公益部門では、ニューヨーク・デイリーニュースと非営利調査報道機関「プロパブリカ」が共同で受賞。両者はニューヨーク警察による迷惑防止法の悪用を暴き、組織の変革を促した。トランプ大統領はニューヨーク・デイリーニュースを、「役立たず」「死に体」「死にかけのタブロイド紙」「負け犬」などと侮辱した。

価値のない@NYDailyNewsを買う人はいないだろう。 (オーナーの)モート・ザッカーマン(Mort Zuckerman)は血迷っている。赤字を垂れ流す負け犬!

共同受賞者のプロパブリカは、公の場でトランプ大統領からやゆされたことはない。しかし、ホワイトハウスのショーン・スパイサー(Sean Spicer)報道官は、最近の記者会見でニュースサイトであるプロパブリカを「左翼のブログ」と呼んだ。これに対しプロパブリカは、複数回にわたるツイートで反撃した

ウォール・ストリート・ジャーナル

ウォール・ストリート・ジャーナルのコラムニスト、ペギー・ヌーナン(Peggy Noonan)氏は、2016年アメリカ大統領選挙についてのコラムを評価され、論説部門で受賞。トランプ大統領は、同紙を「負け犬」「間違いだらけ」「右肩下がり」「とても不誠実」などとこき下ろし、編集委員を「偽物」呼ばわりした。

ワシントン・ポスト

国内報道部門で受賞したワシントン・ポストのデイビット・ファーレンソールド(David Fahrenthold)記者は、トランプ大統領が運営する慈善団体の資金流用疑惑について報じた。ファーレンソールド記者によって、トランプ大統領が自身の慈善活動を誇張しており、多くの場合は寄付さえも行っていないことが明らかになった。トランプ大統領はワシントン・ポストを、「インチキ」「偽物で感情的」などと呼び、「不確かな話」を掲載し「不誠実な報道」をしていると批判した。

[原文: 'Phony,' 'failing,' 'worthless' — here are the names Trump has called this year's Pulitzer Prize winners

(翻訳:四方田里奈)

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