ブラジルのネイマール(左)とイングランドのハリー・ケイン(右)。
REUTERS/Carlos Barria/Business Insider
- ゴールドマン・サックスは、機械学習を使ってワールドカップの結果をシミュレーションしている。
- 開幕前には、ブラジルとドイツが決勝に進むと予想していたが、グループステージの結果を反映させ、モデルをアップデートした結果、ブラジルとイングランドが決勝を戦うことになるだろうと予想を改めた。
- ただ、ゴールドマン・サックスは、決勝を制するのはやはりブラジルと見ている。
7月15日に行われるワールドカップの決勝に駒を進めるのは、ブラジルとイングランドだ —— ゴールドマン・サックスが直近のデータを反映、予想を改めた。
ゴールドマン・サックスはワールドカップが開幕する前に、機械学習を使って100万回のシミュレーションを行い、大会の結果を予想。ブラジルとドイツが決勝に進み、ブラジルが優勝するだろうとしていた。
しかし、ワールドカップのグループステージも終盤に差し掛かり、ゴールドマン・サックスはこれまでの結果を反映して、モデルをアップデートした結果、決勝に進むのはドイツではなくイングランドだという。
「イングランドのファンにとって、我々の予想は希望の光となるかもしれない」Jan Hatzius氏率いるアナリスト・チームは25日(現地時間)に出したメモの中で書いている。
「我々は引き続き、イングランドではなく、ベルギーが得失点差でグループGをトップ通過すると見ている。ベスト16でコロンビアに勝ったあと、イングランドは準々決勝でドイツよりもメキシコと当たる可能性が高い」
「これはイングランドにとって有利だ。準々決勝でメキシコに勝ち、スペインとは準決勝まで当たらずに済む。その結果、7月15日の決勝はブラジル対イングランドになるだろう」
22日にコスタリカを2-0で破ったブラジルは、開幕前の予想から変わらず、優勝すると見られている。
一方、ゴールドマン・サックスの予想によると、ドイツはベスト16でブラジルに負け、ワールドカップを去ることになりそうだ。実際そうなれば、ドイツにとっては1978年のワールドカップ以来、最悪の結果となる。
ゴールドマン・サックスはブラジルとイングランドの決勝を予想しているが、「接戦になれば、特にイングランドにとっては、勝ち抜くのは簡単ではない」という。
ただ、イングランドが決勝に進出すれば、1966年の優勝以来、最高の結果となる。
ゴールドマン・サックスの最新の予想は以下のとおり(注:国名の横の数字は得点予想)。
残念ながら、日本はベスト16でベルギーと対戦、敗退すると予想されている。
Goldman Sachs
[原文:GOLDMAN SACHS: Get ready for a showdown between England and Brazil in the World Cup final]
(翻訳、編集:山口佳美)