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アメリカの10代のお気に入りチェーン店のトップが交代した。Piper Jaffray の調査によると、7年連続で首位を維持していたスターバックスに代わり、フライドチキンのチェーン店「チックフィレ(Chick-fil-a)」が1位を獲得したのだ。
スターバックスは2位となり、メキシカン・ファストフードのチポトレ(Chipotle)、バッファロー・ワイルド・ウィング(Buffalo Wild Wings)、パネラ(Panera)が続く。
チックフィレの台頭は、スターバックスのモバイルオーダーによる混雑の問題などが影響している可能性がある。スターバックスは、来客数が直近の四半期で2%減少し、その原因はモバイルオーダーにあるとした。
10代の消費調査で明らかになった重要な事実は下記の通り。
1. 10代の消費の大部分は食費が占める
ここ数年、10代の衣料品への消費は減り、消費の大部分は食費が占めている。
調査によると、消費の24%を食費が占めており、衣料品19%、車9%、アクセサリー・美容9%、靴8%、ビデオゲーム8%、電子機器7% と続く。残りは音楽や映画、イベントなどに費やされている。
以下のグラフは、食費と衣料品に関する10代の支出の変化を表したもの。
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2. 10代が最も好むウェブサイトはアマゾンで43%を占める。2位のナイキは5%
3. 10代が最も好きなブランドはナイキ
所得レベルを問わず、ナイキが1番人気。アメリカン・イーグル、フォーエバー21、ルルレモン、アディダス、H&Mも人気。シューズブランドランキングではナイキのほか、Vans、アディダス、コンバース、スティーブ・マデン(Steve Madden)がランクイン。
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4. アンダーアーマーとエアロポステール(Aeropostale)は10代の支持を失いつつある
これらは10代が時代遅れと感じるブランドランキングの1位だ。Gapやジャスティス(Justice)、ホリスター(Hollister)、アディダスもこのランキングに入っている。
5. だが、アディダスは10代の間で急速にシェアを伸ばしている
好きなアパレルブランドランキングで昨年は10位、今年は5位につけた。好きな靴のランキングでは、順位を1つ上げて3位となった。
6. パタゴニアも人気が急上昇しており、10代が好むスポーツアパレルブランドランキングのトップ5に初めてランクインした
7. 10代が最も好むSNSはSnapchat
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8. 10代はテレビよりNetflixに費やす時間の方が長い
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9. 10代は店舗に行くよりオンラインショッピングをする傾向が強くなっている
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source:Piper Jaffray
[原文:Teens have a new favorite restaurant — and it’s not Starbucks]
(翻訳:小池祐里佳)