LINEモバイルは資本・業務提携関係にあるソフトバンクの回線を利用した格安SIMの新プランを発表した。
撮影:小林優多郎、今村拓馬
LINEモバイルは2018年7月2日、既存のドコモ回線を使用した格安SIMサービスに加え、ソフトバンク回線の通信サービスを発表した。
今回ソフトバンク回線で使えるようになったプランは、従来のドコモ回線版と同じ「LINEフリープラン」「データフリープラン(旧:コミュニケーションフリープラン)」「MUSIC+プラン」の3種で、本日7月2日より受付開始する。
それぞれのプランの月額料金はドコモ版と変わないが、データフリープランのデータフリー機能(LINEやTwitterなど特定のサービスのみデータ通信量をカウントしない機能)は、2018年秋頃開始予定。その分、8月末までの間はデータ量が2倍になるキャンペーンを実施する。
2018年7月2日に発表された「LINEフリープラン」「データフリープラン(旧:コミュニケーションフリープラン)」「MUSIC+プラン」の3種。
撮影:小林優多郎
そのほか、今回の発表にあわせて下記のキャンペーンを実施する。
- 8月31日まで音声SIM(ドコモ&ソフトバンク)を契約すると、6カ月間利用料金が900円引き。
- 7月末よりソフトバンク回線の通信速度の定点計測結果を公開する。結果が月内で1度でも1Mbps(上りと下りどちらになるかは未確定)を下回る場合、ソフトバンク回線ユーザーに+1GBのデータ通信量を付与する。
- 通常、ドコモ回線とソフトバンク回線の切り替え時には3000円の手数料が発生するが、8月末までは無料。
なお、ドコモ回線を利用した既存プランは、当分の間は並行して展開される見込み。ドコモ回線は従来通り、NTTコミュニケーションズの設備を使用する。
LINEモバイルはソフトバンクと1月31日に資本・業務提携を発表、3月20日に締結している。したがって、現在LINEモバイルの出資比率は、51%がソフトバンク、49%がLINE社となっている。
関連記事:LINEが驚かせた決算会見 —— ソフトバンクとの提携、金融事業拡大で変わるLINE
(文・小林優多郎)
(編集部より:発表内容の詳細を加え、記事を2018年7月2日11:50に更新しました)