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- 24年にわたるナイキとのスポンサー契約が終了し、ロジャー・フェデラーはウィンブルドンに新たなスポンサーであるユニクロのウェアを着て登場した。
- フェデラーとユニクロの契約は、3億ドル(約330億円)を超えると報じられている。
- ナイキに別れを告げたフェデラーだが、テニスシューズはナイキを履き続けている。シューズに入ったロゴも、2018年のウィンブルドン用にアップデートされている。
ナイキとの契約満了が噂されていたロジャー・フェデラーが、ウィンブルドンのコートにユニクロのウェアを着て現れた。
ESPNによると、フェデラーは最近、ユニクロと3億ドル超、10年の契約にサインした。期間中に現役を引退しても、契約は継続されるという。
この新たな契約によって、フェデラーの24年にわたるナイキとの関係は厳密に言えば終わることになる。だが、フェデラーとナイキの関係は完全に切れたわけではなさそうだ。
ウィンブルドンの初戦にユニクロのウェアを着て現れたフェデラーだが、そのシューズはナイキのままだった。アスリートがスポンサー契約を結んでいないブランドのシューズを履くのは珍しいことではないが —— フェデラーにも何か履くものが必要だ —— ナイキとの契約が1カ月以上前に切れているにもかかわらず、そのシューズが今年のウィンブルドン用の特別なロゴが入ったフェデラー専用のものであることは興味深い。
これは、フェデラーのテニスシューズを捉えた1枚だ。「RF」のロゴに加え、右足側には数字の「8」が刻まれている。これはフェデラーがウィンブルドンを制した回数を反映したものだ。
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一方、8度目の優勝を果たす前の、2017年の大会で着用していたフェデラーのシューズがこちら。
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ESPNによると「RF」のロゴはナイキのものだが、同社との契約によって引き続き使用できるだろうとフェデラーは楽観的だ。
「"RF"のロゴは2010年以来ナイキのものだが、フェデラーは今後もロゴが使用できるよう、その権利を彼に移すことで(ナイキと)合意できるだろうと話している」ESPNのダレン・ロヴェル(Darren Rovell)記者は書いている。
(翻訳、編集:山口佳美)