ユナイテッド航空CEOオスカー・ムニョス氏
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ユナイテッド航空CEOのオスカー・ムニョス(Oscar Munoz)氏は4月11日火曜日(現地時間)、同社の9日の便で、運賃を支払った乗客を強制的に引きずり下ろした件に関して、新たなコメントを発表した。
4月10日月曜日に発表したコメント及び社内向けメールなどが批判されたのを受け、ムニョス氏は最終的に、乗客のデイビッド・ダオ(David Dao)氏へ謝罪した。
「皆さんと同じように、今回、機内で起こったことに対して、私も動揺を隠せずにいます。強制的に降機させられた方、そして乗客の皆さまに深くおわび申し上げます。私たちは全ての責任をとり、問題の改善に努めていきます」
ムニョス氏の最新のコメントは、オーバーブッキングで搭乗し直さなければならなかったことにのみ謝罪した当初のものとは異なり、殊勝な態度を前面に出したものとなった(従業員を擁護している点は、以前と同様)。また、(今回のコメントからは)和解の意思を強調するためか、企業・法律の専門用語の使用を意図的に避けていることがうかがえる。
ユナイテッド航空と航空治安当局の対応に対する非難は、ここ2日間で熱を帯び、多くの人が同社の便をボイコットする(あるいはボイコットを表明する)騒ぎになっている。
以下は今回のコメントの全文。
今回の酷い出来事は、憤り、怒り、失望といった多くの反響を呼びました。私はこれら全てに同感します。そして何よりも、今回起こったことに対する深い謝罪を皆さんと共有したいと考えています。皆さんと同じように、今回、機内で起こったことに対して、私も動揺を隠せずにいます。強制的に降機させられた方、そして乗客の皆様に深くおわび申し上げます。何人たりともこのような不当な扱いを受けるべきではありません。
私たちは全ての責任をとり、問題の改善に努めていきます。
正しいことをするのに遅すぎることはありません。私は、お客さま、そして従業員の皆さんに、壊れたものを修復し、二度とこのようなことが起こらないようにすることを誓います。乗務員の行動の徹底的な見直し、オーバーブッキングの状況での対応方法、航空治安当局や地元法執行機関と提携する方法も再検討し、4月30日までに結果を報告します。
私たちは改善することを約束します。
[原文:United Airlines CEO has finally apologized (UAL)]
(翻訳:Wizr)