タイ当局は、少年やコーチが閉じ込められた洞窟から水を抜く作業を続けている。
Soe Zeya Tun / Reuters
- タイ当局とイーロン・マスク氏の代理人は、洞窟に閉じ込められた少年サッカーチームを救助すべく、マスク氏の企業のリソースを使用する可能性について話し合っている。ブルームバーグが最初に報じた。
- 報道によると、マスク氏はテスラのホームバッテリー「パワーウォール(Powerwall)」もしくは、スペースXやボーリング・カンパニー(The Boring Company)の技術を提供する可能性がある。ただ、タイ当局は同氏のリソースを使うかどうか、明らかにしていない。
- マスク氏は5日(現地時間)、「方法があれば」タイ当局の救助活動を「喜んで支援する」とツイートしていた。
タイ当局とイーロン・マスク氏の代理人は、洞窟に閉じ込められた少年サッカーチームを救助すべく、マスク氏の企業のリソースを使用する可能性について話し合っている。ブルームバーグが最初に報じた。
マスク氏の代理人はBusiness Insiderに対し、話し合いをしていることは事実だと認めた。
ブルームバーグによると、マスク氏はテスラのホームバッテリー「パワーウォール」もしくは、スペースXやボーリング・カンパニーの技術を提供する可能性がある。ただ、タイ当局は同氏のリソースを使うかどうか、明らかにしていない。
マスク氏は5日、「方法があれば」タイ当局の救助活動を「喜んで支援する」とツイートしていた。
マスク氏はその後、ボーリング・カンパニーは穴を掘ることに長けていて、そのレーダー技術によって地下を探知することができると述べていた。洞窟から水を抜くため、テスラの商用バッテリー「パワーパック(Powerpack)」や送水ポンプを送ることもできるだろうと言う。
6月23日、タイのサッカーチームに所属する12人の少年とそのコーチは、タイ北部をハイキングしている途中で行方不明となっていた。7月2日、増水した洞窟の中で全員が無事発見されたが、少年たちのいる場所は洞窟の入り口から約2.5マイル(約4キロメートル)離れている。
タイ当局は、少年やコーチが歩いて洞窟から出てくるための道を確保しようと、洞窟から水を抜く作業を続けている。しかし、大雨が予想される今週末までに、十分な水を抜くことができるかどうかは不透明だ。少年たちは、海軍のダイバーによる救助活動に備えて、泳ぎの指導も受けている。
(翻訳、編集:山口佳美)