イーロン・マスク氏、タイの少年の救出用に子どもサイズの潜水艦を開発。
Elon Musk/Twitter
- イーロン・マスク氏は「子どもサイズの潜水艦」をテストしている様子を撮影した動画を投稿した。
- 洞窟に閉じ込められたタイの少年たちを救出するためのアイデア。
- スペースXとボーリングカンパニーの技術者が現地で救出作業をサポートしている。
イーロン・マスク氏は洞窟に閉じ込められているタイの少年たちを救出するために開発した器具をテストしている。8日(現地時間)、同氏がツイッターに投稿した。
少年4人が救出されたとのニュースが伝えられた数時間後、マスク氏はプールで小型の潜水艦のような乗り物をテストしている様子を撮影した動画をツイッターに投稿した。
先週末、マスク氏は救出作業をサポートするために、スペースXとボーリングカンパニーの2人の技術者を現地に向かわせると語った。動画には潜水具を身に着けた3人がプールの中でチューブ状の乗り物を押したり、引っ張ったりする様子が映っている。
別の動画には、潜水艦がプールから引き上げられたあと、中から人が全く濡れることなく出てくる様子が映っている。
また別の動画では潜水艦は35秒間、水面下に置かれている。
ボーリングカンパニーの広報担当者サム・テラー(Sam Teller)氏は、4人の技術者が「タイ政府が有効と見なした、あらゆる手段を検討している」と語った。
潜水艦を映した別の動画。
マスク氏は先週末からブレーンストーミングしている様子をツイッターに投稿していた。6日には「スペースXとボーリングカンパニーの技術者を明日、タイに向かわせる」と投稿した。
8日、マスク氏は「小さな、子どもサイズの潜水艦」を開発することを検討しており、潜水艦は「2人のダイバーで持ち運びできる軽さで、狭い場所も通り抜けられるサイズ」とツイートした。
その後のツイートで、マスク氏は潜水艦には前後にそれぞれ4つのハンドルがあり、空気ボンベとの接続口が4つあると述べた。さらに狭い場所でも操作できると記した。
洞窟には、まだ11〜16歳まで少年8人と、25歳のコーチが閉じ込められている。タイ政府の関係者は、救出作業の完了には4日かかると述べている。
(翻訳、編集:増田隆幸)