iPhoneを持っていることは高収入のサイン

iphone

AP

  • シカゴ大学の経済学者は、人々の消費行動やメディア消費をベースにして、デモグラフィック(人口統計学的属性)の推測を試みた。
  • 学者らは、2016年のデータでは「iPhoneを所有していることほど、高収入を推測させるサインはない」ことを明らかにした。

アメリカでは、iPhoneもしくはiPadを持っていることは、あなたがお金持ちであることの強力なサインとなる。

これが全米経済研究所が発表した、シカゴ大学の経済学者、マリアン・バートランド(Marianne Bertrand)氏とエミール・カメニツァ(Emir Kamenica)氏による研究の要点。

「我々が持つ全データを通して、2016年にアップルのiPhoneを所有していることほど、高収入を推測させるサインはない」と両氏は記した。

留意すべき点はあるが、学者らは、iPhoneを所有している人は69%の確率で「高所得」と正しく推測できることを明らかにした。高所得とは、独身の成人あるいは扶養家族のいる夫婦で、世帯収入が上位4分の1に入る人々と定義される。

研究によると、iPhoneと高収入が密接に関係しているのは最近の傾向。

iPhoneが登場したのは2007年であり、2004年はランド・オーレイクス(Land O 'Lakes)のバターとキッコーマンの醤油が高所得世帯を推測させるサインだった。1992年はグレイ・プーポン(Grey Poupon)のマスタード。

「2016年は、iPhoneを持っているかどうかで、我々はその人の収入が上位、あるいは下位4分の1かどうか、69%の確率で正確に推測できる」

また研究によると、アンドロイドスマートフォンを持っていること、あるいはベライゾン(Verizon)を使っていることも同様に高収入の大きなサインになると記した。

iPhoneは一般的に、競合のスマートフォンよりも高めに価格設定されている高級品。低価格なアンドロイドスマートフォンが100ドル、もしくはそれ以下で販売されているのに対し、アップルはハイエンド機種を999ドル、あるいはそれ以上に値上げした。

研究には、Mediamark Research Intelligenceの6394件のデータが使用された。データには、年2回のアンケート結果と世帯年収についてのインタビュー結果が含まれている。

富裕層と貧困層、黒人と白人、男性と女性など、異なるグループの年ごとの変化も研究対象となっている。学者らは機械学習アルゴリズムを使って、「文化的違い」、つまりどんな好みのブランドや消費体験が各グループに共通しているかを調査した。そして、文化的な違いは時間経過によって変化していないと結論づけた。

「この結果は、アメリカはますます分裂した社会になっているという、広く知られた通説を否定するもの」と両氏は記した。

好きなブランドについての調査に加えて、調査には高所得世帯が好むテレビ番組や映画、雑誌などのデータも含まれている。学者らは、各属性における消費行動と社会的な態度についても検証した。

全米経済研究所が発表した研究結果の表

NBER

[原文:Researchers find that owning an iPhone or iPad is the number-one way to guess if you’re rich or not (AAPL)

(翻訳:Hughes、編集:増田隆幸)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中