アップルは7月12日、MacBook Proの13インチおよび15インチモデルをアップデートした。
アップルのリリース文によると、CPUの性能アップなどによって15インチモデルは最大で70%高速に、また13インチモデルは最大で2倍速くなったとしている(13インチ、15インチモデルの要点は最後にまとめる)。
リリースのなかでさらりと紹介されているが、今回突然、12インチのMacBook向けでおなじみの保護カバー「レザースリーブ」に、MacBook Proの13インチ、15インチ対応のものが登場した。名称は「New Leather Sleeves for MacBook Pro」だ。
New Leather Sleeves for MacBook Pro。本革を採用、内部はマイクロファイバーで傷から守る。
MacBook Proシリーズ向けの「純正アクセサリー」としてレザースリーブが登場するのはこれが初めて。またアップルが手がける「皮革製品」としても、おそらく過去最大の大きさになる。
カラーは、これまでのMacBook向けに存在したサドルブラウン、ミッドナイトブルーに加えて、初となるブラックのカラーバリエーションが追加される。素材はヨーロピアンレザー、内部はマイクロファイバーのライニング付きだ。
発表を受けてオンラインのアップルストアにも製品が登場している。レザースリーブの価格は、13インチ版が2万2800円、15インチ版は確認した時点では並んでいなかった。
新しい15インチのMacBook Pro、「最強化」のコストは73万1800円
今回のアップデートは、ロジックボード関連のいわゆるマイナーアップデートのため、外観などは従来から変更はない。アップデートに合わせて、セキュリティチップがApple T2に更新。T2の搭載によって、MacBook ProでもSiriの音声認識が使えるようになった。
新型の13インチモデルは19万8800円〜(税別)、同じく15インチモデルは25万8800円〜(税別)。なお、それぞれ最高性能でCTOした場合の価格は、15インチモデルは73万1800円(税別)に、13インチモデルでは、40万7800円(税別)になる。
アップルはMacBook Pro13インチ/15インチモデルの特徴を以下のようにまとめている。
15インチMacBook Proの主な特長
- 6コア Intel Core i7 および Core i9 プロセッサ(最大2.9GHz、Turbo Boost使用時最大4.8GHz)
- 最大32GBのDDR4メモリ
- パワフルなRadeon ProディスクリートGPU(全モデルに4GBビデオメモリ搭載)
- 最大4TBのSSDストレージ2
- True Toneディスプレイテクノロジー
- Apple T2チップ
- Touch Bar および Touch ID
13インチMacBook Proの主な特長
- クアッドコア Intel Core i5 および i7 プロセッサ(最大2.7GHz、Turbo Boost使用時最大4.5GHz、2倍のeDRAM)
- Intel Iris Plus 655 統合型GPU(128MB eDRAM)
- 最大2TBのSSDストレージ2
- True Toneディスプレイテクノロジー
- Apple T2チップ
- Touch Bar および Touch ID
(文・伊藤有)