トップ20の職業は当然のことながら、アメリカの労働者10万人あたりの死亡者数の平均3.6人を上回っている。
David McNew/Getty Images
- アメリカで最も危険な職業はすなわち、他の職業よりも業務中に死亡、もしくは負傷する可能性が極めて高い。
- アメリカ労働省労働統計局のデータをもとに、アメリカで最も危険な職業トップ20を見てみよう。
他の職業よりも死亡、もしくは負傷する確率が高い職業がある。
アメリカ労働省労働統計局は、2016年の職業別の10万人あたりの死亡者数を発表した。
我々は、そのデータをもとにアメリカで最も危険な職業のランキングを作成。トップ20の職業は当然のことながら、アメリカの労働者10万人あたりの死亡者数の平均3.6人を上回っている。
業務中の死亡事故の原因として最も多かったのは「移動中の事故」。その後、「人や動物による危害など」「転落、転倒、つまづき」「物や機器との接触」が続いた。
アメリカで最も危険な職業トップ20を見てみよう。
20位 アスリート、コーチなど
Michael Ainsworth/AP
10万人あたりの死亡者数 : 11.7人
10万人あたりの負傷者数 : 3438人(死亡者数は除く、以下同)
19位 通信回線設置、修理業者
REUTERS/ Amit Dave
10万人あたりの死亡者数 : 12.1人
10万人あたりの負傷者数 : 2680人
17位(同位)造園、芝整備、グラウンド整備の現場監督
Paul Wishart / Shutterstock.com
10万人あたりの死亡者数 : 13.2人
10万人あたりの負傷者数 : 1319人
17位(同位)タクシードライバー、運転手
Spencer Platt/Getty Images
10万人あたりの死亡者数 : 13.2人
10万人あたりの負傷者数 : 1921人
16位 一般的な保守、修理業者
Tony Alter/Flickr
10万人あたりの死亡者数 : 13.4人
10万人あたりの負傷者数 : 2196人
14位(同位)送電線の設置、修理業者
Justin Sullivan / Staff / Getty Images
10万人あたりの死亡者数 : 14.6人
10万人あたりの負傷者数 : 1365人
14位(同位)警察官、保安官
Brendan McDermid/Reuters
10万人あたりの死亡者数 : 14.6人
10万人あたりの負傷者数 : 1700人
13位 建設作業員
Mark Blinch/Reuters
10万人あたりの死亡者数 : 15.1人
10万人あたりの負傷者数 : 2961人
12位 機械整備、設置、修理の現場監督
Joerg Koch / Stringer / Getty Images
10万人あたりの死亡者数 : 15.7人
10万人あたりの負傷者数 : 893人
10位(同位)さまざまな農作業従事者
Justin Sullivan/Getty
10万人あたりの死亡者数 : 17.4人
10万人あたりの負傷者数 : 1316人
10位(同位)グラウンド整備員
REUTERS/John Sommers II
10万人あたりの死亡者数 : 17.4人
10万人あたりの負傷者数 : 2243人
9位 建設やボーリング作業の現場監督
Rogers O’Brien Construction
10万人あたりの死亡者数 : 18.0人
10万人あたりの負傷者数 : 1060人
8位 農家、牧場主、その他の農業管理者
Scott Olson/Getty Images
10万人あたりの死亡者数 : 23.1人
10万人あたりの負傷者数 : 28人
7位 ドライバー兼販売員、トラックドライバー
Bianca Riedl/Holding Graz/Wikimedia Commons
10万人あたりの死亡者数 : 24.7人
10万人あたりの負傷者数 : 2828人
6位 鉄骨作業員
Bill Jacobus/Flickr
10万人あたりの死亡者数 : 25.1人
10万人あたりの負傷者数 : 2158人
5位 廃棄物やリサイクル品の回収員
John Minchillo/AP Photos
10万人あたりの死亡者数 : 34.1人
10万人あたりの負傷者数 : 2702人
4位 屋根工事業者
Flickr / Anthony Spratt
10万人あたりの死亡者数 : 48.6人
10万人あたりの負傷者数 : 3257人
3位 パイロット、航空機関士
Air Canada
10万人あたりの死亡者数 : 55.5人
10万人あたりの負傷者数 : 466人
2位 漁業従事者
Corey Arnold/Fish-Work: Bering Sea
10万人あたりの死亡者数 : 86.0人
10万人あたりの負傷者数 : 未発表
1位 木業従事者
David McNew/Getty Images
10万人あたりの死亡者数 : 135.9人
10万人あたりの負傷者数 : 2449人
[原文:The 34 most dangerous jobs in America]
(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)