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朝日新聞はなぜこんなに嫌われるのか——「権力批判はメディアの役割」という幻想の終わり

朝日新聞紙面

朝日新聞2018年7月21日付の紙面。1面トップ記事は、国会の「焦点だった」森友・加計学園問題について、「安倍晋三首相が十分に説明責任を果たすことはなかった」としているが……。

朝日新聞紙面ビューアーより編集部がキャプチャ

世の中にはなぜこんなに「朝日ぎらい」が多いのか。朝日新聞のことになると、なぜ人はこんなに感情的になるのか。

こうした問いには、「捏造するから」とか「反日だから」とか条件反射的なコメントが即座に返ってくるわけですが、一つのメディアの動向にこれほど夢中になれること自体が興味深い現象です。

書店の店頭にも、「朝日ぎらい」の雑誌や書籍の煽情的なタイトルが並んでいます。その代表格が『月刊Hanada』『月刊WiLL』で、2018年8月号のタイトルは、前者が「敗れたり朝日と野党の倒閣運動」、後者が「朝日はアジビラどころかペットのトイレマット」といった具合です。

特定のメディアへの批判が一つのマーケットを形成し、ビジネスになるというのも日本でしか見られない珍現象でしょう。

月刊Hanada広告

2018年6月26日付の日本経済新聞に掲載された『月刊Hanada』広告。雑誌の看板とも言えるロゴに重ねて「安倍総理以外に誰がやれるのか!」とある。

日本経済新聞ビューアーより編集部がキャプチャ

一方、両誌はいずれも「安倍総理は限界を突破せよ」「安倍首相はマジメすぎる」と、朝日新聞への対抗軸として安倍政権支持を強調しています。当の政権も、安倍首相が(別の自民党議員の)フェイスブックに「哀れですね。朝日らしい惨めな言い訳」と書き込めば、麻生財務相は記者に対し「朝日新聞の取材能力のレベルが分かる」と述べるように、政権と支持者は「朝日ぎらい」で一致しているようです。

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