クリエーターは世界初のロボット・メイド・バーガーショップ。
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筆者はカリフォルニアのバーガー通と言えるだろう。
インアンドアウト(In-N-Out)、スーパー・デューパー・バーガー(Super Duper Burgers)、肉を使っていないインポッシブル・バーガー(Impossible Burger)など、サンフランシスコ・ベイエリアにあるバーガーチェーンを食べ歩いてきた。
筆者が何年も待ち望んでいたバーガー店がようやくサンフランシスコにオープンした。クリエーター(Creator) —— 以前はモメンタム・マシーンズ(Momentum Machines)と言う名で知られていた —— で6ドル(約660円)のバーガーの調理するのは人間ではない。
店の中央に14フィート(約4メートル)のロボットが置かれ、たくさんのセンサーとコンピューターで、1時間に約130個のバーガーを作ることができる。効率的。でも、味は?
サンフランシスコのSoMa(サウス・オブ・マーケット)近くにできたクリエーターに行ってみた。
クリエーターは世界初のロボット・メイド・バーガーショップ。
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プレオープン中の平日の午後、店内はバーガーにかぶりつくテクノロジー好きであふれていた。
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食事エリアのすぐ近くには、ロボットのスターシェフがいた。
Melia Robinson/Business Insider and Jenny Cheng/Business Insider
ロボットは効率的で有能なベルトコンベヤー。バーガーを5分で作る。
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流れ作業に人間は不要。9人の“アシスタント”がスマートフォンで注文を受ける。
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ロボットのメンテナンスが必要な時や問題が発生した時は、店から支給されたアップルウオッチがスタッフにアラートで知らせる。
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オーダーが入ると、圧縮空気が地元ベーカリー「ラ・ブランジェリー(La Boulangerie)」のブリオッシュをスライサーに押し出す。
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その日に焼かれたブリオッシュがスライサーにセットされ、スライスされる。
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スライスされたブリオッシュはトーストされ、バターが塗られ、ベルトコンベヤーの上に。
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その間にロボットは持ち帰り用の容器を取り出し、ひっくり返して、表を上にしてベルトコンベヤーにセット。
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バーガーのメニューは4種類。ロボットはオーダーに応じて自動でスモークオイスター・アイオリソース、オニオンペースト、ヒマワリのたねのペースト、ハインツのケチャップから適切なソースを選ぶ。
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モバイル用のオーダーアプリができれば、客はソースの量をミリ単位で調整できるようになる。
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バーガーの旅は続く。バンズの移動に合わせて、オニオン、トマト、ピクルスがカットされてディスペンサーから出てくる。
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見たところ、チーズは一切れも入ってなかった。シャープチェダーチーズやスモークチェダーチーズなど、9種類のチーズの塊が削られて数秒後に追加された。
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筆者はチーズが大好きなので、ロボットが削りたてのチーズを気前よく乗せてくれたのはうれしかった。
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共同創業者兼CEOのアレックス・ヴァルダコスタス(Alex Vardakostas)氏は、他のバーガー店よりも10%以上、ハンバーガーの中身を増やすことができると語った。人件費を抑えられるからだ。
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水はセルフサービス。
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席も自分で選ぶ。
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客はタブレットでオーダーを確認できる。カラフルな丸はロボットの調理状況を示している。
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バンズにソースと野菜、チーズが乗ったら、ロボットは注文に応じてパテを作る。不透明な箱の中で行われるので、工程は見えない。
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パテには牛の肩ロースと肩ばら肉が使われている。最高のうまみが出るように塩こうじに漬けられている。
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パテがバンズに乗せられて、準備完了。
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ロボット・メイド・バーガーの味は?
共同創業者兼CEOのアレックス・ヴァルダコスタス氏(左)と著者。
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6ドル以上の味、とてもおいしかった。
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ブリオッシュのバンズが口の中で溶け、脂の乗ったジューシーなパテが噛むたびに口の中に広がる。まるで何時間もかけてじっくりグリルされた肉のよう。
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噛むたびに溶けたチーズがあふれ出た。ソースもバーガーを引き立てていた。一般的なファストフード・チェーンのバーガーよりもおいしかった。
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Creator vs. the World burgerと名付けられたバーガーは、梅干しとモーレ(メキシコのソース)を使った「パシフィックソース」が特徴。トッピングはマスタード、パプリカ、フェンネルシード。
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スモーキーバーガーもおいしかった。バーベキューソース、オニオンペースト、2種類の塩、スモークチェダーチーズ、通常の2倍のピクルス、オニオン、トマトが入っている。筆者はマスタードを追加した。
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ヴァルダコスタス氏は、正式オープンまでに不具合を修正すると語った。待つ価値がある、信じて。
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Vardakostas氏は、通常オープンするまでに不具合を修正するという。クリエーターは待つ価値がある、信じて。
(翻訳:R. Yamaguchi、編集:増田隆幸)