米海軍特殊部隊ネイビーシールズを象徴する訓練「サーフ・パッセージ」とは

ゴムボートで荒れた海へ出る候補生たち

US Navy

アメリカ海軍特殊戦センター(US Naval Special Warfare Center)は、ネイビーシールズの訓練内容をほとんど公開していない。

写真や動画は少なく、唯一手に入る情報は、世界で最も厳しい訓練を耐え抜いた人から直接、語られた言葉のみ。

だが少なくとも1つ、わずかだが公開された訓練がある。サーフ・パッセージだ。

サーフ・パッセージは、チームに分かれたシールズ訓練生がゴムボートでサンディエゴのシルバー・ストランドの荒波の中を漕ぎ進む訓練。

「サーフ・パッセージはシールズの象徴的な訓練の1つ」と海軍特殊戦センターの広報官トレバー・デービズ(Trevor Davids)大尉はBusiness Insiderに語った。

「海軍特殊戦センターでの1週目に行われる最初の訓練」

サーフ・パッセージを見てみよう。

通常、6〜7人の訓練生が1チームとなる。

ボートを頭上に持ち上げる訓練生たち

US Navy


教官が訓練生を濡れさせ、砂まみれにすることもある。「かなり不快な状態になる」とデービズ大尉は語った。

砂まみれの訓練生たち

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「ばかばかしく思えるかもしれない。だが、人は不快な状態だと能力が急速に低下する」とデービズ大尉。

これはすべて、過酷な状況下でも能力を発揮できるかどうかをテストするためと語った。

海に入る時にはボートを腰の高さに下げる。

ボートを持ち海に入る訓練生たち

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そしてボートに飛び乗り、波に向かって漕ぎ始める。

波に向かって漕ぐ訓練生たち

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互いに競い合う。

ボートに向かって押し寄せる高波

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巨大な波を越えなければならない。映画『キャスト・アウェイ(Cast Away)』のトム・ハンクスのように。

大波を越えて行く訓練生たち

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デービズ大尉によると、波の高さは3~5フィート(0.9~1.5メートル)。だが、もっと大きくなることもある。

波にぶつかり水がかかるボート

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「大体、どのチームも無事に波を越えて沖に出ることができる」とデービズ大尉。「失敗したボートは不合格となり、補習訓練と追加の体力訓練を受けることになる」

波にぶつかり転覆しそうなボート

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大尉は「ヤード・セール」と呼ぶ場面を目撃することも珍しくないと付け加えた。ボートが転覆し、訓練生やオール、ヘルメットが散乱するような場面のことだ。時には、ボートがぶつかり合うこともある。

パドルを拾う訓練生

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「厳重なルールがある。転覆しても、自分のパドルを放してはいけない」と元シールズのマーク・ディバイン(Mark Divine)は記した

「必ず、パドルをなくす者がいる」とディバイン。「放り出されたパドルが当たって、歯を折ったり、顔や他の部分に大きな切り傷を負ったりすることもある」

最後まで波を乗り越えることができたタフなチームは、あとは波に乗って戻るだけ。

波に乗り戻って来る訓練生たち

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だが、それも見た目ほど簡単ではない。たとえオリンピック選手であっても。

サーフ・パッセージに参加したマイケル・フェルプス選手と競泳アメリカ代表チームのメンバー

マイケル・フェルプス選手(上段右)と競泳のアメリカ代表チームのメンバー。2004年3月19日。

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[原文:'Surf passage' is one of the most iconic and formidable parts of Navy SEAL training — here's what it looks like

(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)

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