NASA設立60周年、1970年代に描かれた巨大スペースコロニーの予想図

NASAが描いたスペースコロニーの予想図

NASAが描いたスペースコロニーの予想図。

NASA Ames Research Center

2018年7月29日(現地時間)、NASA(アメリカ航空宇宙局)はアメリカ政府機関として設立60周年を迎えた。ドワイト・アイゼンハワー大統領が1958年に国家航空宇宙法に署名、NASAが発足した。

設立から約20年後、NASAは宇宙における「ポスト地球」コミュニティーの姿をすでに描いていた。

1970年代、プリンストン大学、NASAエイムズ研究センター、スタンフォード大学の物理学者たちは、地球を離れた人類のための巨大なスペースコロニーの予想図を描いた。彼らは、地球が破壊され、人類が宇宙に移住するという最悪のシナリオを想定した。

The Public Domain Reviewに掲載された、3つのデザインを見てみよう。

1970年代、学者たちは人類は2060年までに最初のスペースコロニーに移住することができると考えた。彼らは太陽の周りをまわる3つのスペースコロニーをデザインした。

NASAが描いたスペースコロニー

NASA Ames Research Center


1つ目のデザインは、約1万人を収容できるドーナツ型のコロニー。

ドーナツ型のコロニー

NASA Ames Research Center


家、緑、歩道で埋め尽くされ、幅800メートルのコロニーの中央部には川が流れている。

コロニーの内部

NASA Ames Research Center


住民はコロニーの外を行き交う宇宙船やロボット、他のマシン類を目にするだろう。

コロニーの外を行き交う宇宙船

NASA Ames Research Center


2つ目のデザインは、かなり不思議な形。1万人を収容できる。上部のアンテナで他のコロニーと交信する。

NASAが描いたスペースコロニー

NASA Ames Research Center


農場もある。複数の階層に分かれたチューブの中では、牛や鶏も飼われている。

コロニーの農場

NASA Ames Research Center


1つ目のデザインと同様、コロニーは地球にとても似ている。中心にある金属製のエンジンは別だが。

コロニーの内部

NASA Ames Research Center


コロニーは宇宙空間の中を回転しながら飛ぶ。

エンジン

NASA Ames Research Center


さらに、無重力状態を楽しむこともできる。

無重力

NASA Ames Research Center


3つ目のデザインはシリンダー形。最大100万人を収容。

シリンダー型のコロニー

NASA Ames Research Center


気候変動や汚染の影響を受けないため、きれいな水と鮮やかな緑の森が広がる。無限の太陽エネルギーも利用できる。

シリンダー型のコロニーの内部

NASA Ames Research Center


コロニーでは、日食を見下ろすことができるかもしれない。

シリンダー型のコロニーの内部

NASA Ames Research Center


あるいは、コロニーが他の惑星のまわりを周回する様子を見られるかもしれない。

シリンダー型のコロニーの内部

NASA Ames Research Center


1970年代当時、NASAは最終的に10兆人が何百万ものスペースコロニーに暮らすようになると考えていた。

シリンダー型のコロニーの内部

NASA Ames Research Center


[原文:NASA once envisioned life after Earth in these fantastical floating cities

(翻訳:Hughes、編集:増田隆幸)

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