アップルのCEO、ティム・クック氏。
AP
- アップル(Apple)は2日(現地時間)、アメリカの企業として初めて時価総額が1兆ドル(約110兆円)を超えた。
- ここ10年で、アップルはエクソンモービルやゼネラル・エレクトリックといった大企業を追い抜いてきた。
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アップルの時価総額が2日、1兆ドルを超えた。アメリカの企業の時価総額が1兆ドルを超えるのは、初めてのことだ。
1980年12月12日に1株あたり22ドルで上場して以来、ナンバー1にのぼりつめるまでには、長い道のりがあった。
Pension Partnersのチャーリー・ビレロ(Charlie Bilello)氏が指摘したように、以下のチャートはアップルがどのようにして、かつて"世界で最も価値のある企業"と言われたゼネラル・エレクトリックやマイクロソフトといった大企業を打ち負かしたかを示している。
アップルの時価総額の成長ペースが勢いを増したのは2000年代後半、初代iPhoneの登場時期と一致している。
同社の時価総額1兆ドル超えは、投資家ひいては社会がどういった企業に最も価値を見出してきたか、その変遷の象徴でもある。2日現在、アメリカ企業の時価総額トップ10のうち5社は、アマゾンやアルファベット、フェイスブックを含むテック企業だ。2011年、トップ5に入ったテック企業はアップルのみだった。
7月31日の第2四半期決算で金融街の予想を上回った後、アップルの時価総額は1兆ドルを超えた。株価も207ドルを超えている。
Andy Kiersz/Business Insider; data via Bloomberg
(翻訳、編集:山口佳美)