友だちと昔ながらのパブに飲みに行く代わりに、ウォーター・バーに行くのはどう?
Katie Canales/Business Insider
サンフランシスコには、アボカド・フード・フェスティバルもあれば、テック系ベンチャーキャピタリストが愛用する50ドルのベストの自動販売機もある。
だから、さまざまなフレーバー・ウォーターを提供する「ウォーター・バー」がオープンしても、なんの違和感もない。
フレーバー・ウォーターを提供するヒント(Hint)は、カウホロウ地区に最近オープンさせた店舗にウォーター・バーを作った。同社の本社のすぐ隣にある。
13年間にわたって、ヒントはシュガーレス&ゼロカロリーのフレーバー・ウォーター事業を展開している。
最近だと同社の製品は、グーグルやペイパルといったいくつかのシリコンバレーの大手テック企業で人気となっている。
新しいウォーター・バーの狙いは、同社のブランドを「顧客が体験できる機会をもう少し増やす」と同社CEOカラ・ゴールディン(Kara Goldin)氏はBusinesses Insiderに語った。
筆者はウォーター・バーを早速訪ねてみた。そこには、オリジナルアイテムやインスタ映えを狙った素朴なブランコなどがあった。
見てみよう。
サンフランシスコ・カウホロウ地区にある本社の隣に、ヒントの新しい店舗はオープンした。
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バーでは、さまざまなフレーバー・ウォーターの無料サンプルが日替わりで提供されている。筆者が訪ねた時は、ライム味とチェリー味。
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入口を入った様子。
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通常のヒント・ウォーターの他に「ヒント・フィズ(Hint Fizz)」という炭酸入りバージョンもあった。さらに筆者と違ってチャレンジ精神のある人向けには「ヒント・キック(Hint Kick)」もある。カフェイン入りの水でレモン赤唐辛子味やアップルピアー味などがある。
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“バーテンダー”は、その日のオススメだけでなく、どれでも好きなものを無料サンプルとして少し飲ませてくれる。バーに行けば、さまざまなフレーバーで水分補給ができる。
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気に入れば、1本1ドル50セントでフルサイズのボトルを購入できる。筆者はグレープフルーツ味のヒント・フィズを買った。炭酸入りだ。
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フレーバー・ウォーターを1本ずつ購入できるだけでなく、店舗ではケースで注文することも可能。例えば、先ほどのグレープフルーツ味のヒント・フィズ12本入りは18ドルで購入できる。
CEOのゴールディン氏は、店舗限定の味を提供し、顧客のフィードバックを集める予定と語った。
水を受け取ったら、普通のパブと同じようにカウンターで会話を楽しむことができる。カウンターには、充電用コンセントもあった。
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虹色の階段は、フラッグシップストアのバックオフィスにつながっている。
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バーは、同社のフレーバー・ウォーターのためだけに作られたわけではない。同社のブランドを広げる役割もあり、リップクリームのようなオリジナル・アイテムも並んでいた。棚には、同社の人気の日焼け止めクリームや、スピーカーまで置いてあった。
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そして、シリコンバレーに近いからかもしれないが、テック系アイテムも置いてあった。ヒントのロゴがついたフィットネス・トラッカー「フィットビット・フレックス(Fitbit Flex)」は1つ65ドル。他には、ブルートゥース・スピーカーのようなガジェットもあった。
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意外なことに、同社の最新製品は日焼け止め。グレープフルーツ、パイナップル、梨の3種類の香りがある。特長はオキシベンゾンやパラベンといった刺激性の強い化学薬品を含まないこと。
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筆者はSPF30の日焼け止めとしての実際の効果を語ることはできないが、素晴らしい香りがすることは断言できる。
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そして、最後に忘れてはいけないのが、カラフルな壁画の前に設置されたブランコ。サンフランシスコのウォーター・バーにインスタ映えスポットがないはずがない。
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ブランコは撮影ブースになっている。フレーバー・ウォーターを飲んだ記念写真を撮ることもできる。
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こんな感じに撮れる。
バーの人気には、まだ火がついていないようだった。筆者が訪ねたのが水曜日の5時半だったからかもしれないが、その時は誰もいなかった。バーテンダーに聞いてみると、普段も客足はあまり多くないと語った。少なくとも今のところは。
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だが、ここはサンフランシスコ。ウォーター・バーというアイデアが流行するとしたら、他のどこでもなく、この街だ。
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ヒントのウォーター・バーは、朝9時から夜7時まで。
(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)