ビットコインはもう戻ってこない? ゴールドマン・サックスが指摘

ゴールドマン・サックス

Chris Hondros/Getty Images

  • ゴールドマン・サックスの投資戦略グループは、ビットコインは下落し続けるだろうとの見方を示した。
  • 同グループはまた、仮想通貨はお金の3つの機能を1つも果たしておらず、世界のGDPの0.3%に過ぎないと指摘した。
  • ビットコインは2018年に入ってから45%下落した。
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ビットコインのトレーディングデスクを設置するというニュースで注目を集めても、ゴールドマン・サックスは今も仮想通貨に懐疑的のようだ。

その経済見通し報告の中で、同行の投資戦略グループは、2018年に入ってから45%下落しているビットコインの価格がさらに下落するだろうとの見方を示した。

「仮想通貨の下落基調は今後も続くだろうとの我々の見方は変わっておらず、事実、我々の見込みよりも早くそれは証明されている」最高投資責任者(CIO)のシャルミン・モサバル・ラフマニ(Sharmin Mossavar-Rahamani)氏率いるチームは言う。

「交換の媒介、価値を決める物差し、価値の保存という伝統的な通貨の3つの機能を1つも果たしていないことを考えると、仮想通貨は今後さらに下落するだろう」

仮想通貨、中でもそれを支えるブロックチェーンの技術は理論上、データベースの効率を高め、取り引きのスピードを速め、運用の透明性を高めることから、国際金融システムの破壊者として歓迎されてきた。しかし、少なくとも現状では、仮想通貨に他のアセットクラスのようなインパクトはないと、ゴールドマン・サックスは見ている。

「仮想通貨の下落がより広い意味での金融資産のパフォーマンスに悪い影響を与えることはないと我々は考えている。2018年半ば時点で、仮想通貨が世界のGDPに占める割合は0.3%に過ぎないからだ」報告書には書かれている。「仮想通貨は、必要以上に伝統的メディアやソーシャルメディアの注目を集めている」

ゴールドマン・サックスは2018年5月、ビットコインの取り引きを開始する計画を発表した。担当部門の幹部2人はニューヨーク・タイムズの取材に応じ、規制当局の承認や参入リスクについて語っている。ゴールドマン・サックスのビットコインの取り引きは、少なくとも現時点では、機関投資家に限定されるようだ。

[原文:GOLDMAN SACHS: Bitcoin is never coming back]

(翻訳、編集:山口佳美)

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