マクドナルドの新たなフラッグシップ店。
McDonald's
- 米マクドナルドは、新しいフラッグシップ店をシカゴにオープンした。ファーストフード店というよりアップルストアのようだ。
- 特徴は、テーブルサービス、オーダー端末、そして1階に70本以上の木が植えられていること。
- 全店がこうなるわけではないが、フラッグシップ店は未来のマクドナルドについての大きなヒントとなっている。
マクドナルドの最新店舗は、同社の未来についての力強い宣言となっている。
8月9日(現地時間)、米マクドナルドは新しいフラッグシップ店をシカゴにオープンした。ガラス張りで、広さは1万9000平方フィート(約1800平方メートル)、ファストフード店というよりもアップルストアのようだ。そして、それこそが同社の狙い。
「このフラッグシップ店のオープンを誇りに思う。この店は我々が顧客と地域社会に対して、いかにしてより良い存在になろうとしているかを象徴している」とマクドナルドの社長兼CEOスティーブ・イースターブルック(Steve Easterbrook)氏は声明の中で述べた。
見てみよう。
店の構造は従来とは違うが、マクドナルドを象徴するゴールデンアーチはある。年中無休、24時間営業の予定。
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特徴はセルフサービスのオーダー端末、テーブルサービス、スマートフォンでの注文と支払い、デリバリーサービス ── これらはアメリカのマクドナルドで主流になってきている。
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テーブルサービスとデジタルを活用した注文システムは、マクドナルドの「未来の体験(Experience of the Future)」と呼ばれる改革の一部。現在、約5000店に導入済みで、2020年までにほぼ全店に導入される予定。
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フラッグシップ店はまた、同社がそのイメージを変えようと取り組んでいる要素を強調している。持続可能性だ。1階には70本以上の木が植えられ、店はソーラーパネルも備えている。
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新しいフラッグシップ店は、シカゴに拠点を置くロス・バーニー・アーキテクツ(Ross Barney Architects)が設計。マクドナルド全店がこれほど高級なガラス張りになるわけではないが、テクノロジーの活用、テーブルサービス、そして持続可能性に重きを置くことは、マクドナルドがアメリカ全土で展開しようとしている青写真を示している。
アップルストアのような新しいフラッグシップ店。
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(翻訳:Hughes、編集:増田隆幸)