お盆初日の8月13日、都内の天気は午前中の快晴から一転、午後に入ると、落雷が相次ぎ、突然の大雨に見舞われた。
ツイッター上では、各地のゲリラ豪雨の状況を写真付きでツイートする投稿が急増、「ゲリラ豪雨」がツイッタートレンド入りするなど、注意を促す声が広がっている。
13日午後2時59分、「久我山駅水没」のツイート。エスカレーターに雨が流れ込み、駅周辺の道路は冠水している。
13日午後2時41分、「浅草にもゲリラ豪雨接近中」「(雷が)今近所に落ちた」と雷の画像とともにツイート。厚い雲がピンポイントの地域にかかっている様子が分かる。
気象庁によると、13日午後3時58分現在、都内各地で大雨警報や雷注意報を発表している。気象庁のWebサイトによると、今後は、東京地方は13日夜にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るところがあるという。
ほぼリアルタイムの大雨・落雷情報がわかる気象庁の「ナウキャスト」
ゲリラ豪雨など急な大雨や落雷の最新状況を知らせるサービスはいくつかある。その中の1つが、気象庁の「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」(以下、ナウキャスト)だ。
高解像度降水ナウキャストによる落雷の状況。指定した時間の約5分間で落雷した地点が見られる。■は落雷、✖︎は雲と雲の間で放電をした状態を表す。
出典:気象庁
ナウキャストを見ると、13日午後3時25分現在、都内各地で落雷が発生、一時間に80ミリを超える雨が降っているところがある。今後の予報は、「気象警報・注意報」から地域をクリックすれば、3時間ごとの詳細な雨や雷の予報が見られる。
ナウキャストでは、雷についても、「雲放電」と「落雷」のそれぞれについて詳細な地点を見ることができる。
このほか、「Yahoo!天気」アプリなどでも、雨雲レーダーや雷レーダーの形で、情報提供をしている(雷については落雷のみを提供している)。
「Yahoo!天気」アプリの画面。雷レーダーに切り替えると、落雷情報を見ることができる。
いま自分がいる地域周辺でどの程度の大雨と雷が発生しているのか、客観的に把握する際の情報として役立ていただければ幸いだ。
ゲリラ豪雨関係の主なツイート
西東京市の西友は、停電に見舞われた。
荻窪駅は、「下水が吹き出していた」という。
川崎市で竜巻を心配するツイート。
(文、撮影・木許はるみ)