意外!データで見るインスタグラマー最新事情:10代と50代が増加中、発信力では男性有利か

インスタグラム

最新のインスタグラマーの動向は。

読モやタレントの活躍が目立つインスタ業界で、2018年はメンズインスタグラマーの存在が台頭しそうだ。

民間会社の調査により、男性のインスタグラマーの投稿に対する、いいね!とコメントの数の割合は、女性のインスタグラマーに比べて2倍も高いことが明らかになった。男性のインスタグラマーは女性よりも珍しく、ユーザーにとって距離感が近く、共感を集めやすい可能性が考えられる。

メンズインスタグラマーのコメント、いいね!が多い理由

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男性のインスタグラマーの方が、女性に比べ、2倍もエンゲージメント率が高い。

出典:リデル

調査は、インフルエンサーマーケティング会社、LIDDELL(リデル)が実施。インスタグラムで、5000フォロワー以上の男女1360人をジャンル、年代、フォロワー数で分類し、直近の5投稿のエンゲージメント率(フォロワー数に対する、いいね!とコメントの数の割合)を計測した。

男女別のインスタグラマーの平均エンゲージメント率を調査すると、男性は8.23%、女性は4.68%と2倍の差がついた。エンゲージメント率を「共感の指標」ととらえると、「1万フォロワーの男性インフルエンサーと、2万フォロワーの女性インフルエンサーは、同じ共感価値を持つ」(同社)という結論を導いた。

リデルの担当者は、「男性のインフルエンサーは、女性に比べて珍しいので、ユーザーは関係性が近いと感じている」と分析。希少性が高く、いいね!やコメントをするユーザーが増えた可能性があるという。調査結果では、「2018年はわずかだが、メンズインフルエンサーが台頭してきた」と結論された。

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同社では、企業からメンズインスタグラマーのキャスティングを依頼される案件が、2017年中頃から徐々に増え始め、「月に数件だったものが、最近は月に2桁を超える」と目立つようになっているという。同社はすでに、イクメンやイラストレーター、アパレル系のメンズインスタグラマーなど多様なキャスティング案件を手がけている。

また、リデルが提供するインフルエンサーのマッチングプラットフォーム「SPIRIT」の登録者(3000フォロワー以上)のうち、男性の割合も徐々に増加。主に、20代の読者モデルやショップ定員など、アパレル系の関係者が多いという。今後は「より世界観を持って、発信の場として活用していく男性が増えると思われる」(担当者)そうで、メンズインスタグラマーにますます注目が集まりそうだ。

フォロワーの大小に左右されない高校生

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全体のエンゲージメント率の傾向は、フォロワーが増えるにつれ、数値は下がる。高校生インスタグラマーのエンゲージメント率は、フォロワー数に関わらず、全体的に高い。

出典:リデル

今回の調査では、高校生インスタグラマーのエンゲージメント率が、各ジャンルの中で最も高いという結果も得られた。

リデルは、インスタグラマーのジャンルを、高校生やデリ、トラベル、ビューティー、ファッション、オールジャンル、男性などに分類。高校生インスタグラマーのエンゲージメント率は14.70%と最高で、男性が8.23%、デリが5.79%と続いた。最も低かったのは、ビューティーの4.20%だった。

高校生インスタグラマーは同年代のフォロワーが多く、フォロワー数の大小に関わらず、全体的にエンゲージメント率の数値が高くなった。この理由について、「現在の高校生は、生まれた時からソーシャルメディアがある世代で、活発に使っている人が多い。友人との付き合いの中で、いいね!をつけたり、リアクションが普段から積極的」(同社担当者)と推測している。

一方、ビューティーのエンゲージメント率が低かったのは、「インフルエンサーや投稿者が多いジャンルで、ユーザーがそれぞれの投稿にいいね!をつけるのが大変」という理由からという。メンズインスタグラマーの希少性が高く、エンゲージメント率が高くなったのとは逆の構造だ。

なお、エンゲージメント率の傾向は、フォロワー数が少ない人ほど高く、フォロワー数が増えるに従って、数値が下がった。「1万フォロワー前後のインフルエンサーは、親近感があるので、フォロワーとの距離が近く、いいね!やコメントをされやすい」(同社担当者)。

今後、50代インスタグラマーも誕生?

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インスタグラムのユーザーは、2015年に比べると、10代と50代が増加した。

出典:リデル

2017年、インスタグラムの年代別のユーザー(年代はフェイスブック社のデータをもとにした)は、2015年に比べて10代と50代の割合が増加した。リデルは「インスタグラムの認知が一般的に広まり、可処分時間の多い50代が新しいことにトライしてきた」と分析。

50代は、ほかの世代に比べ、男性の利用者が多い。また、花や風景、ペットなどアルバム感覚で投稿をする傾向があるという。企業からは、“シニアインスタグラマー”を通じて、介護系のサービスなどシニア向けの商材を発信したいという相談も多くあるが、「1万フォロワーを超えるインスタグラマーはまだまだ少なく、実際の案件成立にはまだ至っていない」という現状だ。

女性に加え、男性やシニアの参入も活発になり始めたインスタグラマー業界。老後はインスタグラマーとして第二の人生を歩む、そんな生き方も実現するかもしれない。

(文・撮影、木許はるみ)

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