アメリカの病院の約20%は経営状態が悪い —— モルガン・スタンレーが調査

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  • 6000を超えるアメリカの病院を分析したモルガン・スタンレーによると、全体の20%近くが経営不振に陥っているもしくは閉鎖の危機に瀕していることが分かった。
  • ユナイテッドヘルスやCVSヘルス、エトナといった新たな競争相手の存在も、病院の利益を圧迫する要因の1つとなっている。
  • 「危機にある」病院が特に多いのは、テキサス州、オクラホマ州、ルイジアナ州、カンザス州、テネシー州、ペンシルベニア州だ。

モルガン・スタンレーが16日(現地時間)に出した最新レポートによると、アメリカの病院の20%近くは経営状態が悪い。

アメリカ国内の6000を超える病院のデータを分析した結果、450施設が閉鎖の危機に瀕していて、600施設が経営不振に陥っていることが分かった。

病院の利益率を低下させている要因はさまざまだが、ユナイテッドヘルスやCVSヘルス、エトナといった新たな競争相手の存在に加え、医療保険制度改革に伴う病院間の経営統合がうまくいかなかったこともその1つだろう。保険に加入していない人が増える中、医療費の増大も、病院制度に対する患者や保険会社、政治家が圧力を強める要因となっている。

「危機にある」病院が特に集中しているのは、テキサス州、オクラホマ州、ルイジアナ州、カンザス州、テネシー州、ペンシルベニア州だ。

アマゾンの新たなベンチャーなど、業界を大きく変える可能性のある動きがニュースになっているが、今後1年から1年半の間に病院については閉鎖の話が出てくるだろうと我々は考えている」

[原文:Almost 20% of hospitals in the US are in bad shape, according to Morgan Stanley]

(翻訳、編集:山口佳美)

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