「スピードは感じない」SR-71の元パイロットが語るマッハ3での飛行体験

SR-71 ブラックバード

SR-71 ブラックバード。

mashleymorgan / Flickr

  • SR-71 ブラックバードを操縦した元アメリカ空軍パイロットが先日、伝説の飛行機での飛行体験をペンサコーラ・ニュース・ジャーナルに語った
  • 元アメリカ空軍パイロット、ジョー・キネゴーは飛行中、何も聞こえず、何の匂いもしなかったと語った。そして、彼が見た景色について語った。

SR-71 ブラックバードを操縦した元アメリカ空軍パイロットが先日、SR-71でのマッハ3での飛行体験をペンサコーラ・ニュース・ジャーナルに語った

「あの高度では、スピードは感じない」と元アメリカ空軍大佐、ジョー・キネゴーはペンサコーラ・ニュース・ジャーナルに語った。

「スピードの感覚は速度計で分かるだけ。数字がどんどん上がっていく」

キネゴー元大佐は、ビール空軍基地でアメリカ空軍唯一のブラックバード飛行隊を指揮した。元大佐は、飛行中は予圧服とヘルメットを装着するため、「何も聞こえず、何の匂いもしなかった」と語った。

キネゴー元大佐は、成層圏を飛んだ時の景色についても語った。

「夜、西方向に向けて飛行することは珍しくなかった。すると太陽が上ってきた」と元大佐。

「地上から見る様子とは違っていて、ゆっくり、輝く太陽とそこから伸びる光が見えてくる。でもそれはわずかな間のことで、少し飛び続けると、地球の陰に消えていく」

「たくさんの星、たくさんの光が見える。星と光が空の中を過ぎ去っていく」とキネゴー元大佐は語った。

SR-71は1960年代はじめ、2機のU-2高高度偵察機が1機はソビエト上空で、もう1機はキューバ上空で撃墜されたことを受けて開発された。ミサイルを回避するために超音速に加え、16マイル(約2万6000メートル)という高高度を飛行する。

アメリカ空軍は1990年にSR-71を退役させた。だがNASAは2機を研究のために1997年まで飛行させた。

ロッキード・マーティンは現在、SR-71 ブラックバードの後継機の開発に取り組んでいる。SR-72は2020年にテスト飛行を行う予定

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[原文:An SR-71 pilot describes what it's like to fly the legendary Blackbird at Mach 3: 'You don't have any sensation of speed'

(翻訳、編集:増田隆幸)

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